小池都知事が記者会見4月3日(全文2)感染拡大防止になんとしても協力を
緊急対策はどこに重点を置くのか
時事通信:時事通信の斉藤です。よろしくお願いします。知事は先ほど都としても過去最大規模の緊急対策を行うというふうにおっしゃいましたけれども、過去最大という中で、規模感と、それからどういった分野に重点的に注力して予算を付けるのかということについてお聞かせください。 小池:これもいろいろな分析も行われているところであります。1つには、これまでも新型インフルエンザの問題がございましたり、また東日本大震災、古くは阪神大震災、さまざまな災害等がございました。金融危機もございました。これが、見えない災害が今東京を、そして日本を襲っている。かつ、それを根治させる薬、ワクチンがいまだにないということが、皆さんを余計不安にさせている。 また株価についても、今日も残念ながら続落ということでございます。なかなか買いが認められないところに来まして、この経済の不安が募って、さらには今、派遣切りなどということもあって、雇用に対する不安が、ついこの間まで人手不足だと言っていたのが、急にここへ来まして非常に厳しい状況になって、一言で言うと国難であろうかと思います。これは東京の難だけではございません。国難でございます。国としてどのように対策を打っていくのかというのは、都もさることながら、国の緊急経済対策ということも、これも見極めつつ、都としてそこに加えて独自の対応策というのを考えていきたい。また、消費活動が急激に落ち込んでおりますので、繰り返しになりますけれども、企業の経営、従業員の生活など、重大な被害を及ぼしていることでございます。
これまでにない規模で対策を
都独自の経済対策と申し上げましたけれども、例えば中小企業に対しましての緊急融資制度の創設、従業員の方を対象としましての実質無利子の融資制度など、これらはもうすでに実施をしているところでございますので、まずはご活用をいただきたいと思います。これについては【ストップCOVID-19 00:35:53】という、都のサイトのところの、左の欄のところにずっと、このコロナウイルスに関連してのさまざまな制度、新しく設けた経済対策など、一覧で出ておりますので、ぜひご覧いただいて、ご自分がこれに当たるなといったところについては、また詳しくお問い合わせをいただければと思います。 それからこれらに、こうした対策に必要な予算でございますけれども、補正予算、専決処分による追加措置もございますけれども、先ほど申し上げましたような時間的な感覚で、4月末を目途になどと申し上げておりましたけれども、それをうんと前倒しにしながら、かなりの、これまでにないような規模でもって対応を、対策を打っていきたいと、このように考えています。今、それらについては取りまとめをしているところです。 時事通信:あくまでも、あ、ごめんなさい。 小池:どうぞ。 【書き起こし】小池都知事が記者会見4月3日 全文3に続く