小池都知事が記者会見4月3日(全文2)感染拡大防止になんとしても協力を
知事が想定する不要不急とは?
朝日新聞:知事、ありがとうございました。今月、幹事社を務めます朝日新聞の【オカダ 00:29:25】と申します。よろしくお願いします。幹事社から2点ほど、新型コロナで質問があります。まず1点目なんですが、先ほど知事は週末の不要不急の外出自粛をあらためて要請されましたが、あしたから週末ということで、あらためてなんですけど、知事の想定する不要不急、そうじゃないものも含めて具体的に教えていただければと思います。お願いします。 小池:これにつきましては、もう先週来も同じ質問を受けさせていただきました。不要不急というのはいったいなんぞやということですが、もう読んで字のごとくでございます。今日行かなければならないのか、あした行かなければならないのかということでございまして、そういった観点からの仕分けもございます。 最近の例ではなんと、今日じゃないと駄目という、例えばお葬式。そこの場で感染したなどという例があって、本当にこのコロナというのは、そんな場面でも人の足を止めるのかとお思いになるかもしれませんけれども、ぜひとも週末の外出については、この日でないと駄目なことなのかどうか、それから、それこそ生命に関わることなどなどで病院にかかるという方、お薬がないと駄目な方いらっしゃると思います。それから、例えばスーパー、コンビニに行ってその日の食材をお買いになる。これは普通に行っていただきたいし、物、物品、食材などは普通に売っておりますので、ここはあまり慌てず、買いだめということも不要かと思います。そういったことで仕分けをしていただいてご判断をいただきたい。前も申し上げましたけども、今世界中のキーワードはstay home、家にいてねという言葉でございます。ぜひともご協力いただきたいと存じます。
知事が想定するロックダウンとは?
朝日新聞:2点目が、知事は再三ロックダウンという表現をされてらっしゃいますが、ネットなどでさまざまな解釈がありますが、知事が想定しているロックダウンというのはどういう状態なのか、具体的に何を要請するイメージなのか教えていただけますか。 小池:不要不急の外出をお控えください。そしてまた、平日もできるだけ在宅勤務、もちろんこれは職種によってそんなのできないよとおっしゃるかもしれませんが、でもできる職種もある。そこをぜひテレワーク、在宅勤務などで、このstay homeをご協力いただければと、このように思います。 それからロックダウンといってもいろんな国のやり方がございます。非常に公権力を、ここまでやるのかというようなところもございますけれども、日本においては、また特措法におきましても、また現状におきましてもお願いをするというベースになっております。交通機関が止まるということもございません。そういったところから、私はそれでは自由に行っていいのよというわけではありません。感染拡大の防止ということについては皆さま方のご協力をなんとしてでもお願いしたい。 それから最近の傾向で、専門家の皆さま方も分析されておられますけれども、やはり若い方々が活動範囲が広い、行動範囲が広いということから、感染の拡大ということにもつながっているかと思います。こういったことについて、より深く知っていただき、そしてご自分の行動がどうあるべきなのか、ご判断をしていただきたいと思います。 朝日新聞:ありがとうございました。各社さん、知事が指名のあとに、社名と氏名を名乗った上でご質問ください。よろしくお願いします。