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タワマン高層階にリスクあり「眺望以外のメリットはほとんどない」

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マネーポストWEB

 コロナや災害で不動産需要が激変する中、住まい選びで大切なのは需要の高まりが一過性のものか、長期的に続くかを見極めることだ。その視点から見て、マンション選びの注意点にはどのようなものがあるか。 【図解】低地のタワマンに液状化リスクも 首都地震危険マップ【新宿区・港区】

 共用廊下が屋外にある「外廊下」よりも、屋内にある「内廊下」のほうが雨風に晒されず高級感があるため一般的に人気が高いが、コロナ禍では感染リスクの懸念が生じた。

「廊下に窓がなく、換気が悪い時には匂いが廊下にこもることもある。24時間空調のため管理費も外廊下の物件に比べて高額。有意義な出費だったのか疑問に思えてきます」(内廊下のマンションに住む70代男性)

 テレワークスペースや、登校しない子供がいる家庭は「部屋数の多さ」を重視しがちだ。しかし、同じ面積で「狭い3LDK」か「広いリビングの1LDK」かを考える際は、老後にも思いを巡らせる必要がある。

「子供が自立して自宅を出れば多くの部屋数は必要なくなります。すると持て余す部屋が出てくる。リフォームでマンションの壁をぶち抜くこともできますが、数百万単位の工事費はかかるし慣れ親しんだ部屋の記憶を失うことになる。狭い部屋ばかりの3LDKを選ぶよりも、広めのリビングがある1LDKのほうが柔軟に対応できる。大きなリビングをパーティションなどで仕切って、必要に応じてワークスペースを捻出する人も増えています」(不動産営業マン)

 タワマンの高層階は眺望こそ良いものの、リスクもあると不動産ジャーナリストの榊淳司氏は指摘する。

「高層階は地震で揺れやすく、窓も開かないので洗濯物も干せません。眺望以外のメリットは実は少ないのです。実際、中国や豪州では、安全性の観点から、タワマンは低層階のほうが人気です」

 老後に負担となるような家は「持ち続けていると買い手もつかなくなり、住みにくさを感じた時には売却できず、新たな住まいに移る選択肢まで失いかねない」(同前)というデメリットもある。

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