【ジャパンC】W.ビュイック騎手「世界最高峰のレースのひとつ」、R.ピーヒュレク騎手「勝ちたいレース」
「世界が認めたジャパンカップ No.1への道」レビューVol.2
11月16日(土)、テレビ東京で「世界が認めたジャパンカップ No.1への道」が放送された。 【見逃し配信】過去のジャパンカップの名レースが続々!ミスターシービーやシンボリルドルフも|世界が認めたジャパンカップ アイルランド編 世界各国のトップホースが集結して頂点を競う日本最高峰のGⅠレースだが、イクイノックスが制した2023年はロンジンワールドベストレースを受賞。 名実ともに世界一の称号を手にしたことで、世界のホースマンたちの注目度がより一層アップした。 その中でも今回は凱旋門賞が開催されることでも知られるフランスの名伯楽やトップジョッキーたちにインタビュー。 世界最高峰のレース・凱旋門賞を制した彼らにとっての「ジャパンC」とは?
2000年以降になると、日本馬とタッグを組んだ外国人騎手の躍進が目立つようになっていった。 2019年にレイデオロに騎乗するなど、これまでジャパンCに5回騎乗しているウィリアム・ビュイック騎手。2024年の凱旋門賞当日、パリロンシャン競馬場にいた。 そこでにビュイックにジャパンCの思い出について尋ねると、ジャパンCには特別な想いを抱いていた。 「日本での騎乗はいい思い出。日本の競馬は世界最高峰だから、そこに参戦できるのはとても光栄なこと。ジャパンCは世界最高峰のレースのひとつ。世界中の騎手は『ジャパンCと凱旋門賞が世界最高峰の馬を出走させるレース』だと思っているくらいだよ」 今年のジャパンカップではビュイック騎手はドゥレッツァに騎乗予定だ。
そしてこの日はジョン・ゴスデン調教師もパリロンシャン競馬場へ。 自身の管理馬が出走したのは30年以上前だが、ジャパンCは欠かさず見て、日本馬のレベルの高さをひしひしと感じているという。さらに2024年の凱旋門賞を制したブルーストッキングの鞍上、ロッサ・ライアンも「日本に行くのは夢、チャンスが来たら必ず行く」と語った。
そして2021年にドイツ馬として初めて凱旋門賞を制したトルカータータッソの騎手、レネ・ピーヒュレクは次に勝ちたいレースとして「ジャパンC」を挙げた。 「2014年にジャパンCへ初めて行った時は素晴らしい時間だった。ジャパンCは凱旋門賞と同じ世界で最も大きいレースのひとつ。騎乗するチャンスがあれば必ず受ける」 2014年から2年連続でジャパンCに参戦したドイツ馬の調教助手として帯同していたピーヒュレクだからこそ、ジャパンCは憧れのレースになったのだろう。 そんなピーヒュレクは2024年のジャパンC、ドイツダービー馬のファンタスティックムーンでの参戦を予定している。 10年前には調教助手として参戦したレースを騎手として制することはできるだろうか。 ■文/福嶌 弘
テレ東スポーツ