『おむすび』に野球ファンの熱視線が集まる理由 『下剋上球児』キャストたちが再集結
実は中日ドラゴンズと深い縁のある松平健
そんな野球ファン注目の人物・永吉を演じる松平健は、中日ドラゴンズの本拠地である愛知県出身。2008年には自身が主演を務めた『暴れん坊将軍』(テレビ朝日系)をイメージした歌詞が入っている中日ドラゴンズの応援歌「燃えよドラゴンズ! 2008」を歌い、8年後の2015年には4代目球団歌「昇竜 -いざゆけ ドラゴンズ-」の歌唱にも抜擢されている。そういうこともあってか、野球との縁が深く、TBS日曜劇場『下剋上球児』では三重県一の野球強豪校として知られる星葉高校の野球部監督・賀門英助を好演。威厳と貫禄に満ちた監督像で視聴者を圧倒した。 ほかにも同作からは、主人公・南雲脩司(鈴木亮平)が指導する越山高校野球部の3年主将・日沖誠を演じた菅生新樹と、夏の甲子園三重県予選の初戦相手である五十鈴高校の投手・椎野陽大を演じた松本怜生が『おむすび』に出演。松本が本作で演じるのは結が憧れている書道部の先輩・風見亮介だが、菅生は今回も高校球児役で、結の幼なじみ・古賀陽太を演じている。今週は陽太が所属する糸島東高校野球部と、第1話で結が出会った四ツ木翔也(佐野勇斗)が所属する福岡西高校野球部の試合が描かれるようだ。 ちなみに本作で野球指導を務めるのは、ダイエーホークスにも1年在籍していたことがある元プロ野球選手の山崎慎太郎。実は2021年度後期の朝ドラ『カムカムエヴリバディ』でも山崎は野球指導に入っており、深津絵里、村上虹郎、青木柚らキャストの美しいフォームにも視線が集まっていた。ギャル指導にも元『egg』のカリスマギャル・Rumi(ルミリンゴ)を起用するなど、細部にわたってリアリティにこだわっている本作。野球の試合シーンにもよく目を凝らしてみると、さらに物語を楽しめそうだ。
苫とり子