建築家・隈研吾が設計した、無限大の形が生み出せるシンプルな積み木。【今日の逸品】
〈more trees〉の《つみき》
カーサ ブルータスの人気企画「10選」シリーズから、こだわりの逸品をジャンルレスに日替わりでご紹介します。 【フォトギャラリーを見る】 自身も積み木少年だったという建築家・隈研吾氏が設計した、その名も形もシンプルを貫き通した積み木。幅4cm×縦11cm、厚み5mm程度で片方にV字型の切れ込みが入った木片を2枚合わせて作られた三角形のパーツ。素材にはFSC森林認証を取得した宮崎県諸塚村のスギが使用されており、非常に軽やかなつくりだ。職人の手で作られたパーツには、美しい木目の表情が生かされている。塗装もなく箱を開けると、ぷうんと木の香りがする。遊び方は簡単だ。V字の先端部分が斜めにカットされていることで、上に積み上げていった時にぴったりとハマるように出来ている。パーツはシンプルだが軽いので、高く積むことも可能。絶妙なバランスで組み合わせていくことで無限大の形が生み出せる。 公式サイト
photo_Chihiro Oshima text_Keiko Kamijo