「大人だけズルくない?」ごほうびのために頑張るのはなぜダメなのか「スマートな夫の切り返しに深く頷く」
19歳年上の夫とふたりの子どもたちと暮らすイラストレーター、横峰沙弥香さん。最近、小学生の子どもたちの悩みに答える夫の発言に、数々の名言が散りばめられていることに気づいたそう。「なんでごほうびのためだけに頑張っちゃダメなの?」と痛いところを突く息子に、またも夫のナイスな切り返しが光ります! 【漫画】「そうきたか」大人のズルさを指摘する息子に焦る母 父のナイスな言い訳にホッとしたエピソード
■大人だけ「頑張ったらごほうびもらえる」ってズルくない? 小学生の毎日ってなかなかに大変。最初のころは、学校から出された簡単な宿題をこなしてきちんと提出さえすればそれだけで褒められていたものです。ところが、学びの難易度が上がるにつれて、宿題などのタスクをこなすだけでなく「授業に遅れをとらないために」自宅でも学習する必要が出てきたり、好きで始めた習い事もただなんとなくやるわけにはいかなくなってきたり…。つまり、「自分で考えて自分で頑張る」という作業をしなければならなくなってきたわけです。
しかし目標のために一定のモチベーションを保ちながら努力を続けることは大人でも結構大変。そんなときにわかりやすい起爆剤が「ごほうび」ですが、ごほうびのために頑張るって正直どうなの?という疑問は育児界隈の永遠のテーマでもありますね。 まめ(息子の愛称)自身も漠然と「ごほうびのためだけに頑張るのはよくないことである」と思っているらしいのですが、じゃあ実際、何がいけないのか?が引っかかっていたようです。
■大人は目標もごほうびも全部「自分で」準備している まめが日ごろ目にしている「頑張っている大人」はおもに私なわけで、当の私はといえば、こまめに自分のケアをしたり、目標達成のごほうびを設定したりしながら毎日の仕事やタスクをこなしている。イラストレーターという不安定な職業につきながら安定した生活をするためのお金を稼ぐには正直、かなり自分を律する必要があります。律するばかりではしんどいのが人間ですから、そこにちょっとした「ごほうび」をぶらさげることで気分よく頑張れるというもの。