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工藤遥の“映画初主演”の感想、伊藤健太郎の“イメージ”は? 2人で振り返る『のぼる小寺さん』

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リアルサウンド

ーー役づくりの話も聞かせてください。伊藤さんは今回の近藤のように、内面にモヤモヤしたものを抱えたキャラクターを演じることが多いと思うのですが、ご自身の中で何か演じる秘訣みたいなものはあるんですか? 伊藤:僕はキャラクターごとに全然違う人物として捉えているんです。たしかに共通点があって似ているところもあると思うんですけど、行動を起こすための燃料がそれぞれ違うものなので、特に秘訣みたいなことはありません。ただ、周りにいる人との距離感はすごく大事にしています。 ーー作品や演じるキャラクターによって変わってくると。 伊藤:自分で変えている意識はないんですけど、たとえばAという人物がいたら、なんでAがその言葉を言ったのか、なぜその行動を起こしたのかという根っこの部分を考えるようにしています。 ーー今回、自身の経験や実体験とリンクする部分はありましたか? 伊藤:近藤に関しては全然ないですね(笑)。 工藤:健太郎さん、もっと陽っぽいですもんね。 伊藤:うん。似ている部分はほとんどないかもしれないなぁ……。でも、最終的に近藤が目の前にあることを頑張ってみようっていう感覚はすごくわかる。僕もこのお仕事を始めさせてもらったときは、大してやりたいこともなく、ずっとバスケをやっていたんです。結構頑張ってはいたんですけど、それは部活レベルで、別にそれを仕事にしようとは思っていませんでした。そんなときに今の芸能のお話があって、そっちに興味が湧いたので、始めてみることにしたんです。そういうかたちで、徐々に頑張ってみようかなという最初のきっかけはあったので、そういう意味では近藤と共感する部分はありました。 ーー工藤さんはどうですか? 工藤:小寺さんがひとつのことに集中してやってきたところは、私とも少し似ているかなと思います。私もこのお仕事を始める前って、遡ってみると水泳しかやっていなくて。子供ながらに将来は水泳選手になりたいと思ってずっと頑張ってきた中で、芸能界の世界に入ることになりました。この20年の人生で思いつくことはこの2つくらいしかないので、これと思ったものに向かっていくところは自分とも重なる部分でした。 ーー映画にドラマに引っ張りだこの伊藤さんから見て、今回映画初主演を務めた工藤さんの姿はどのように写りましたか? 伊藤:いや、今の今まで初主演だとは思っていなかったんです(笑)。そういうことをまったく感じさせないくらい堂々とされていましたし、ボルダリングチームとの感じを見ていても、現場の雰囲気をすごく盛り上げていましたし、単純に「すごいな」と思って傍から見ていました。完成した作品を観ても、工藤さんの演じ方はとても素敵だなと思いました。 工藤:ありがとうございます! 私、最初は伊藤さんのことをもっと怖い人なんだと思っていたんですよ(笑)。 伊藤:はっはっはっ! よく言われる(笑)。 工藤:だから、なんかちょっと構えていたんです。でも、全体を俯瞰で見ながら気遣ってくださって、すごくフランクに接してくれました。でも、現場は当時18歳~19歳ぐらいのメンバーが多くて、健太郎さんだけ年上だったので、下の世代とどう接していいかわからなかったんですよね?(笑) 伊藤:正直、インするときは結構ドキドキしましたよ(笑)。これまで年上の方と共演することが多かったので。年下といってもそこまで下とは思っていなかったですけど、同年代の子たちがいっぱいいる現場で、「どうすればいいんだろう」というのはありました。 工藤:でも、そうとは思えないくらいたくさん声をかけていただきました。1番最後の大会のシーンは、登るカットも多いし、私の体力的な面も含めてどこまで持つかという問題もあって、ギリギリの中で撮ったんですけど、後半しんどくなってきたときに、健太郎さんから「これ終わったらアイス買ってあげるから頑張れ!」って喝を入れてもらったんです。なので、「健太郎さんにアイス買ってもらお!」と思って頑張りました(笑)。 伊藤:(笑)。ボルダリングチームはボルダリングチームで空気が出来上がっていたから、僕は黙々と卓球の練習をしていましたね。「みんな仲良くていいなぁ」と思いながら(笑)。 工藤:たしかに入る隙を与えないくらい出来上がってる感はあったと思います(笑)。同世代が集まっているというよりも、単純に自分たちもボルタリングにハマっていたんです。カメラが回っていないときも登り続けていて、ボルタリングの話ばかりしていたので、そういう意味でも入りづらい感じがあったんだと思います。 伊藤:そう、「あれがこうで、こうやって……」みたいな話で、何言ってるのか分からないんですよ(笑)。「ボルダリングシューズ以外で登らないでください」という、実際に劇中で出てくるセリフをそのまま体現したような感じでした。 ーー演じられた近藤とマッチする部分もあったようですね。 伊藤:そうですね。遠くからみんなのことを見てました(笑)。結果的にはみんな優しく迎え入れてくれましたけど、距離感的にはそういう役とマッチする部分もあってよかったです。 工藤:でも、健太郎さんには本当に助けていただきました。今回こうやって共演できて、すごくうれしかったです。

宮川翔

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