【ジャパンC】1着固定は危険? アーモンドアイに立ちはだかるジンクスと押さえたいデータ
年齢別成績を徹底検証
1981年。デビュー3年目の若き天才キャッシュ・アスムッセンと、メアジードーツが勝った第1回ジャパンカップから39年が経った。世界との実力差は年々小さくなり、近年は外国馬が出走しなくなった。世界の強豪を東京競馬場に集わせ、日本馬と雌雄を決するというコンセプトはもう終わったのではないかと囁かれる。 【競馬永久保存版】単勝が一番儲かる馬券!?回収率UP ローリスク・ハイリターンな買い方(1/2) 昨年はついに外国調教馬の参戦ゼロ。世界情勢を考えれば仏GI馬ウェイトゥパリスの参戦は歓迎すべきことだが、同馬もこれが引退レースであり顔見せ感は拭えない。しかし今年40回目を迎えるジャパンCはそういった意見や状況を払拭するのに十分な話題がある。 このレースで引退する日本馬史上初の芝GI8勝アーモンドアイと無敗のクラシック三冠馬コントレイル、デアリングタクトが激突する。有馬記念が霞むほどのドリームレースになった第40回ジャパンC。さあ勝つのはどの馬だろうか。世代別に各種データから占ってみたい。なおデータは過去10年間のものを使用する。 5歳にして完勝した天皇賞(秋)の結果をみれば、アーモンドアイ相手に年齢別成績を出すのは憚れるところではあるものの、過去の傾向として頭に入れてはおきたい。天皇賞(秋)とは異なり、5歳は【3-4-4-36】。4歳【4-3-3-42】と比較して落ちることはない。 同じ東京競馬場でもスピードが問われる芝2000mとはちがい、芝2400mは緩急への対応や折り合いなどのテクニカルな要素が必要な舞台だからだろうか。 4、5歳は同等だが、3歳が【3-3-1-19】勝率11.5%、複勝率26.9%と優位。これは注目すべきデータだ。ちなみに牝馬に限った成績を出すと、 5歳牝馬【1-0-0-2】。そもそも数が少ないわけだが、1勝は11年ブエナビスタ。同馬は4歳時に天皇賞(秋)を勝ち、ジャパンCは1位入線2位降着。5歳時は天皇賞(秋)4着から巻き返した。アーモンドアイに追い風となるか。 また、3歳牝馬は【2-2-0-7】。買うならデアリングタクトということか。