【中京2歳S】アメリカンステージが初芝&連闘でも圧勝 矢作芳人調教師「サウジアラビアへ行きたい」
14日の中京競馬9R・中京2歳S(2歳オープン、芝1200メートル)は、連闘で臨んだ岩田康騎乗の1番人気アメリカンステージ(牡・矢作)が逃げて圧勝した。初芝ながらも好スタートを切り、後続を寄せつけない完璧な内容。ダートで6ハロン戦では桁違いの強さを見せていたが、芝でもインパクト十分な勝ち方を見せて今後の選択肢が広がる勝利となった。勝ち時計は1分09秒1(良)。 初芝、連闘など全く感じさせないパーフェクトな勝利だった。スッと行き脚がつくと、マイペースで先行。ゴール前は流しながら3馬身半差という余力たっぷりのVだった。「すごいのひと言。返し馬の時点ですごいと思って弾んでいた。芝なら中団からでもドンとすごい脚を使えると思う」と初騎乗だった岩田康は能力を絶賛。 「(芝挑戦は)ひとつの賭けだったけど、それを超越してくれるスピードを見せてくれた。これでレーディングが取れたのでサウジアラビアへ行きたいと思うし、3歳馬なら52キロで出走できるからね」と矢作調教師は来年2月22日(現地時間)で行われるGⅡリヤドダートスプリント(キングアブドゥルアジーズ競馬場、ダート1200メートル)への挑戦を表明した。スプリント戦では芝、ダート問わず圧倒的なスピードを見せているだけに、海外の強豪相手にどんなレースを見せてくれるのか楽しみだ。
東スポ競馬編集部