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福井の「猫寺」に猫を乗せた大仏様がお目見え 越前市の御誕生寺

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福井新聞ONLINE

 穏やかに鎮座する大仏の左腕にじゃれつく猫、右ひざにはすやすや寝息が聞こえてきそうな穏やかな表情の猫。多くの捨て猫を保護し「猫寺」として親しまれる福井県越前市庄田町の御誕生寺(ごたんじょうじ)に、猫2匹を乗せた大仏がお目見えした。寺の関係者は「動物を乗せた大仏様は世界でここだけ。皆さんの心に安らぎを与える存在になってほしい」と話している。  同寺は約18年前、境内に捨てられた4匹の子猫を保護したことがきっかけで猫の数が増え、「猫寺」として知られるようになった。不幸な捨て猫を減らそうと積極的に里親を探し、これまでに400匹以上を引き渡してきた。現在は猫26匹と犬1匹が暮らしている。  大仏は、世の中から捨て猫がいなくなることを願うとともに、同寺が里親との縁結びに尽力したことを後世に伝え、動物も人間の命も平等だということを多くの人に知ってもらいたい、との思いで建立した。  高さ約6メートル、重さ約144トン。本堂正面に鎮座している。ひざで眠る猫は釈迦(しゃか)の「安心感」を表現し、じゃれつく猫と釈迦の関係は、どんな状況下でも落ち着いている釈迦の「平常心」を表しているという。  同寺によると、屋外にある大仏では北陸最大級。大仏を迎えるため、同寺では2019年10月に地盤改良工事に着手した。同年11月末に中国から船で大仏が到着し、同年末にお目見え。大仏の前には円筒状の石にお経が書かれた「摩尼車(まにぐるま)」が置かれており、石を回すと1回お経を読んだことになるという。  猪苗代昭順副住職(46)は「見ると安心してすっとした気持ちになるような、みんなに慕われる大仏様になったら」と話している。  開眼法要を4月に予定していたが、新型コロナウイルスの影響で来年に延期した。同寺では猫の受け入れは行っていない。

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