IVVY、結成5周年での覚醒 「厳しい状況だけど、ポジティブの鏡になりたい」
バラバラの個性の塊がIVVYなんです!
ダイナミックなダンスパフォーマンス、力強いラップ、声を引き立て合うコーラスが魅力の、ハイスペック・ダンス&ボーカルグループ“IVVY”。ダイナミックなパフォーマンスを身上とするライブは、「自分たちで作り上げる」ことを重視し、強いメッセージを発信している。 【全ての写真】IVVY、結成5周年での覚醒 2020年12月30日に発売するフルアルバム「AWAKE」は、結成5周年を迎える彼らのキャリア集大成。こだわりや注目のポイントについてはもちろん、メンバー同士の裏話、新型コロナウィルスの影響で、厳しい状況が続く現在の心情についてまで、赤裸々に語ってもらった。 ーーIVVYの過去の曲を聴くと、そのバラエティの豊かさに改めて驚いてしまいます。 HIROTO そうですね、本当に幅広いジャンルの曲をやっているグループだと思います。ポップなものからヒップホップなものまで、色んな引き出しを持ち、どんな曲もこなせるようになるのが目標です。あと、メンバーで作詞作曲だったり、振付だったり、演出だったりもやっているので、世間的にはアーティスト色の強いグループと、認識されているように思います。「自分たちで作り上げる」というのが、グループの核の部分なんです。IVVYにしかできないことに、こだわっています。 ーーメンバーの紹介を、他己紹介でお願いします。 TAIYU ではまずTAIYUからTOSHIKIくんを紹介させてもらいます! TOSHIKIくんは何と言っても、IVVYの顔! 舞台でも活躍していて、音楽とは別の角度からもIVVYを引っ張ってくれています。彼の中身はですね、見ての通りちょっと足りないところもあるんですが……。 一同 爆笑 TOSHIKI 僕まだ何も言ってないし、何も見せてないから! 勝手に下げない! TAIYU 意外と天然な彼です。でも時には「ついて来いよ」みたいな態度をとる、大きな心と器を持っている男であり、優しい所もあります。IVVYのボーカルはHIROTOくんYU-TAくん、TOSHIKIくんの3人で声の色がまったく違うんですが、TOSHIKIくんは透き通るハイトーンボイス。声的には一番キーが高いんで、観客にIVVYの印象を残す、メインのところを歌っています。歌唱のインパクトが、大きいんです。 ーー王子様のようなTOSHIKIさん、天然とは意外です。 TAIYU ライブのMCで、1人だけ違う世界にいることがあって。「そうだよね、TOSHIKI!」って言ったら「あっ? ああ」とか、そんな感じです。それくらいすっとぼけてて、会話が基本、成り立たないことが多いです(笑) ーーそんなTOSHIKIさんからHIROTOさんはどんな人に見えますか? TOSHIKI HIROTOがいなかったらこのグループはなかったです。今でも何か新しいことを始めるとなったら、HIROTOの第一声からです。IVVYの動いている理由や方向性を決め、引っ張って言ってくれる存在。いろんな面でリーダーシップを発揮してくれるので、素直にすごいなって思っています。 ーー年が近い仲間の中で、リーダーシップを取るって大変ですよね。 TOSHIKI 僕も舞台をやっていて、グループをまとめる大変さを知っているんですけど、HIROTOはリハーサル中も進行を促したり、流れを作ったりしてくれて……。 HIROTO 他にない!? なんかそればっかなんだけど!(笑) TOSHIKI あ、彼の歌はボーカル3人の中で一番、エネルギッシュでワイルド、パワフルな感じですね。あと僕らのファンミーティングなどイベントで流す映像はだいたいHIROTOが編集して作っています。ライブMCに加えてコンテンツの編集もやるって、マルチな才能だなって思います。 ーー映像編集は独学で覚えたんですか? HIROTO そうですね、全部自分で……。 ーーIVVYの核「自分たちで作り上げる」を体現していますね。そんなHIROTOさんにとって、YU-TAさんはどんな方ですか? HIROTO TOSHIKIがIVVYの顔で、僕がIVVYの心臓だとしたら、YU-TAはIVVYの足ですね! 一同 爆笑 HIROTO いや、YU-TAがいなかったら、つまり足がなかったら、歩けないから! HIROTO TOSHIKIがIVVYの顔、僕が心臓、そしてYU-TAがいて初めてIVVYは動き出す。僕にとってYU-TAはIVVYの副リーダー的な存在。そんなポジションは正式にはないんですけど、厚い信頼を置いています。あと僕が突き進んじゃうときは、いい感じにブレーキになってくれる面もあります。 ーーYU-TAさん、大人ですね。 HIROTO あと本当にYU-TAはねえ、ジェントルマンなんですよ。IVVY随一の紳士。そしてライブパフォーマンスでもMCの部分でも、最後にしっかりまとめてくれる。ちょっと一歩引いて見てくれているんでしょうね、大人ですよね。パフォーマー的なことを言うと、ウィスパーボイスで低音~中音域。安定感バツグンの歌声が特徴的かな。歌うジェントルマンってことで(笑) ーーではそんな紳士なYU-TAさんからKENTO.iさんって、どんな人ですか? YU-TA 彼はですね、1人だけ住む星が別です(笑) メラメラ燃える星に住んでいるヤツです。やっぱりラッパーなので、同じマイクを持っていても、やっていることが他の4人と違う。IVVYにラッパーというのは必要不可欠で、ラッパー目線から見るステージングとか、曲の方向性とか、新しい意見をくれるんです。僕らがヒップホップをできる1つの理由も、彼がいるからというのがありますし。グループに5人メンバーがいて、甘いところからちょっと辛いところまでいけるのも、ふり幅の端に彼がいるからだと思います。 ーーIVVYにスパイスを利かせるのが、KENTO.iさんなのかもしれない。 YU-TA そうですね。パッと見の印象っていうのもグループには大事なんですが、KENTO.iのいい意味で一癖ある感じがホント良くて。ここまでのクセがある人って、他のグループさんを見ていても、なかなかいないですから。あと彼はアドレナリン出たとき、マジでヤバイです! ーー素晴らしい評価をいただきましたね、KENTO.iさん! では最後に、KENTO.iさんから見たTAIYUさんは、どんな人ですか? KENTO.i 僕とTAIYUはIVVYに新メンバーとして加入したんです。TAIYUの方が3ヵ月くらい遅かったんですが、仮にTAIYUが入ってこなかったら、IVVYはもっと固いグループだったんじゃないかな。ダンス&ボーカルグループって言っても、パフォーマンスが上手なら、もうそれでいいってことはないんですね。グループ内の関係性も大事じゃないですか。だからTAIYUの、盛り上げるのが上手で、柔らかさや面白さを提供してくれる言動は、「コイツがいてくれてよかった!」と思わせてくれます。 ーーTAIYUさんが、みんなの雰囲気をやわらげる役割なんですね。 KENTO.i TAIYUがいることによって中和されるというか……末っ子らしい可愛げがあるんです。普段からも、面白い記事があればLINEで送ってきたりして、「なんだよ、可愛いな」ってなるんです。まあ、そうLINEで返すと返ってこなかったりするんですけど(笑) ーー可愛いって言われて、テレちゃうんでしょうか。 KENTO.i どうでしょう(笑) あと僕とTAIYUはダンスをメインでやってきたんですが、TAIYUがわかりやすく、上手に教えてくれて、ダンスの強化がされました。 ーーこうして、皆さんの他己紹介を聞いていると、本当に偽りなく仲がいいなと感じます。 HIROTO 仲はかなりいいですね。もともと、みんな友達だったというのもあるんですけど。僕が知り合いでやっていきたくて、メンバーを集めたという経緯もあるんで。今となっては、友達どころか家族です。 TAIYU 狙ったワケでもないんですが、運命みたいな……。 HIROTO 身長とかもね、みんな似たようなものなのは偶然だし。それまでの経歴も、狙っていないのになんかピッタリでした(笑)