年末調整の提出期限が11月末です。2024年の年末調整はなにか変更点はありますか?
どんな準備が必要?
本年度の年末調整は、申告書の書式に変更点がありますが、準備しなければいけない書類などに、大きな変更点はありません。 例えば、例年同様に生命保険料や地震保険料を支払っている人は、保険料控除が受けられます。保険会社から送られてくる控除証明書や領収書、保険料の支払い明細等を準備しておきましょう。 また、昨年までに住宅借入金等特別控除の適用(いわゆる住宅ローン控除)を受けるために確定申告書を提出していて、一定の住宅借入金等がある場合、年末調整によって住宅借入金等特別控除が受けられます。 住宅金融支援機構が発行する「融資額残高証明書」や、金融機関が発行する「住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書」などを準備しておきましょう。 なお、住宅借入金等特別控除の適用を受ける初年度は、年末調整ではなく、確定申告を行う必要があります。
まとめ
2024年の年末調整は、定額減税などにより、書式が一部変更となっています。国税庁のホームページに掲載されている「令和6年分 年末調整のしかた」を確認しながら記載すると分かりやすいでしょう。 なお、必要な書類等には大きな変更はありません。早めに準備をして、遅れずに年末調整の書類を、勤務先に提出するようにしましょう。 出典 国税庁 令和6年分 年末調整のしかた 執筆者:下中英恵 1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者
ファイナンシャルフィールド編集部