かつて磐田でもプレーした元イタリア代表スキラッチ氏、59歳で逝去…90年W杯で得点王&MVP
現役時代にジュビロ磐田などでもプレーした元イタリア代表FWサルヴァトーレ・スキラッチ氏が、18日にこの世を去った。治療を受けていたパレルモの病院が発表している。 イタリア代表、21世紀の最強ベストイレブンとは? 故郷パレルモのメッシーナでプロキャリアをスタートさせると、その後はユヴェントス、インテルとセリエAの名門クラブで活躍したスキラッチ氏。両クラブでUEFAカップ優勝などを経験すると、イタリア代表として出場した母国開催の1990年ワールドカップでは大会得点王および最優秀選手に輝く活躍でチームを3位に導いている。そして1994年には磐田に加入し、1997年に現役を引退している。 そんなスキラッチ氏だが、2022年には結腸がんを患っていることが発覚。そして先日、イタリア国営放送『Rai』は「深刻な状態でパレルモ市民病院に緊急入院した」と報じていた。その後は同氏の家族がSNSで「愛すべきトト(スキラッチ氏の愛称)の容体は安定している」と発表していたが、59歳という若さで帰らぬ人となってしまった。 スキラッチ氏の生まれ故郷のクラブであるパレルモFCは18日、「パレルモFCは、会長とフットボールグループ一同とともに、サルヴァトーレ・スキラッチの早すぎる死に深い哀悼の意を表し、家族の悲しみに寄り添う」と声明を発表している。