小島よしおが「毎日時間が足りなくて疲れてしまった」と悩む中3に伝えたい、心がいっぱいになったときの対処法とは?
【よしおの答え】 とるくあピーヤ、中学3年生でこれだけのことを考えて言語化して、お悩みを送ってくれたんだね。よしおは、中3のとき、こんなに考えたことはなかったよ。それだけ、いろいろ考えないといけない環境のなかにとるくあがいるってことなんだね。 相談文を読むと、考えなければいけないテーマがいろいろありそうなんだけど、今回は最初と最後にある「時間の作り方」について、一緒に考えていきたいな、って思う。 「時間の作り方」って、いろんな人にとって永遠のテーマだと思う。よしおもちょうど最近、時間の作り方を工夫しようと思って、いろいろ実践しているところ。まずはよしおの話から聞いてくれる? よしおは、やらなきゃいけないことがワーッと押し寄せた状態だと、何をしたらいいのかわからなくなってしまうタイプ。よく聞く、「マルチタスクタイプ」と「シングルタスクタイプ」でいったら、「シングルタスクタイプ」だね。一つひとつのことにじっくりと向き合って、やるべきことを終わらせていくのが得意なんだ。 だけど、「本を読まないと、ネタ考えないと、稽古場の掃除をしないと、ニュース番組でコメントをするためのノートを作らないと……」って、やるべきことがどんどんたまってしまった状態は苦手。散らかった部屋ではどこから片づけていいのかわからない、みたいな状態になってしまったんだ。 ここ何年間もそんな状態だったから、まずは一つのことに集中しようと思って、いったん新しいことを取り入れるのをやめてみた。それで、読んでいない本をほとんど売ったんだ。一回やらないといけないことをザクッと削ることをしたら、ずっとやりたかったノート作りに手をつけられるようになった。よしおは、物事をやりやすいところから縦に並べると進むタイプなんだとわかったよ。 ■「やらなきゃ」がたまるとモヤモヤ… 「ある一定の時期だけ、何かをやめる」という方法を教えてくれた人もいたよ。これは高校受験のときに週7日塾に行っていた人に聞いた話なんだけど、受験勉強の期間だけ趣味をやめていたんだって。「高校に入ったら、趣味の時間が作れるから、今は勉強に集中しよう」っていうモチベーションで受験を乗り越えたみたい。今、本当に全てのことが、やる必要のあることなのか、整理するタイミングでもあるのかも。