【MLB】史上最大の契約が成立 メッツがソトと15年7億6500万ドルで合意 後払いなし・オプトアウト付き
熾烈を極めたフアン・ソトの争奪戦がついに決着した。日本時間12月9日、米公式サイト「MLB.com」のマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、メッツがソト獲得に成功。15年7億6500万ドルという史上最大の超大型契約が結ばれることになった。後払いはなく、ソトには5年目のシーズン終了後のオプトアウト権が与えられている。ただし、メッツが残り10年間の契約に4000万ドル(年平均400万ドル)を上乗せした場合、ソトのオプトアウトを無効にすることができるという。 2024年シーズンの主要アワード受賞者まとめ 今年10月に26歳になったばかりの天才打者・ソト。「5億ドルを超えるのは間違いない」というところからスタートした争奪戦は、いつの間にか「最低でも6億ドルを超える」という争いに発展し、終盤には7億ドルの大台に到達。再契約を熱望するヤンキースは最終的に16年7億6000万ドルという巨額のオファーを提示したようだが、大富豪のスティーブ・コーエン・オーナーが率いるメッツが熾烈な争奪戦を制した。契約条件は15年7億6500万ドル。もちろん史上最大の契約だ。 これほどまでにソトが高く評価されたのは、26歳という若さでFA市場に出てきたことに加え、メジャー7年間でコンスタントに超一流の成績を積み上げてきたからだ。通算成績は打率.285、201本塁打、592打点、769四球、出塁率.421、OPS.953。シーズンの出塁率は1度も4割を下回ったことがない。25歳のシーズンまでに通算200本塁打&700四球を達成したのは史上唯一。5度のシルバースラッガー賞のほか、オールスター・ゲーム選出4度、首位打者1度、ホームラン・ダービー優勝1度といった輝かしいキャリアを過ごし、ナショナルズ時代の2019年にはワールドシリーズ制覇も経験している。これだけの実績を残しながら、まだ全盛期を迎えていない可能性もあるのだ。 フェインサンド記者によると、ソトは最初の5年間で3億500万ドルを得るという(年平均6100万ドル)。ソトがオプトアウトの権利を行使し、メッツがそれを阻止した場合、15年間の総額は8億500万ドル(年平均5367万ドル)となる。ソトがオプトアウトの権利を手にするのは、30歳のシーズンを終えて、31歳になったとき。まずは最初の5年間でメッツにどれだけのものをもたらすことができるか注目だ。