ニューノーマル時代のドレスアップは、ロマンティック×カジュアル。
これまでになく、自粛モードとなりそうな今年のホリデーシーズン。とはいえやっぱりおしゃれは楽しみたい! そんなモードラバーにおすすめなのは、ロマンティックでありながらも普段づかいできそうなドレス。スタイリストの由田静さんと一緒に、ニューノーマル時代のドレスアップ術を探ってみました。
編集N 2020年のラストは、ホリデーシーズンを意識してロマンティックなドレスをテーマにしました。今年は盛大なパーティーが開かれることはなさそうですが、家族や親しい友人と集まったりする機会のドレスアップ術を探っていければと思っています。 由田 いいですね。私はドレスだとキュートなデザインが好きですが、大人になるにつれてロング丈が気になるように。ここぞというときのパーティードレスで思い切りおしゃれ気分を味わうのもいいけれども、今買うならこのアレクサ・チャンのようにデイリーでも使えそうなものがいいですね。 編集N アレクサは本当に今どきドレスアップの達人ですよね。確かにこれぐらいのロング丈だと体型や足もとをあまり気にせずに装えるので、取り入れやすそう。 由田 柔らかい素材とさりげなく華やかに見える小花柄もポイントです。ハリ感があったり装飾が付いていたりすると、デイリーに着るのがなかなか難しいので。 編集N ドレスがホワイトベースなので重く見えないところも、ポイントなのかなと思いました。あくまで“ちょっとした特別感”を大切にするということですよね。 由田 そうですね。これは着る人のキャラにもよるのですが、アレクサはフェミニンなドレスをブラックのアウターや小物で引き締めているところも上手ですよね。今週はこの絶妙なさじ加減を探っていきましょう。
今季のドレスアップは、カジュアルな要素を混ぜて。
編集N 由田さんが個人的に可愛いと思ったスタイルはありますか? 由田 私はこの彼女の着こなしがすごく好き。パフスリーブのロングドレス自体も可愛いし、ネイビーのファーを合わせる配色センスも秀逸です。ドレスの裾が透け素材になっているところも効いていますね。 編集N ドレスとファーは安心感のある組み合わせですが、意外とバランスが難しいですよね。 由田 そういう人にこそ、こういうショート丈のアウターがおすすめ。最近はエコファーがさらに進化して、ニュアンスカラーなど、色の選択肢もすごく増えましたよね。着こなしを締めてくれるけれど適度にカジュアルなネイビーのファーが、私もすごく欲しくなってきました(笑)。 編集N この方は足もともチャンキーなブーツでカジュアルにまとめていますね。 由田 ロング丈ドレスは、フラットからヒールまで比較的何を合わせてもキマりやすいのがいいところ。チャンキーなシューズはトレンドというだけでなく、スタイルアップも狙えるし疲れにくいので、リラックスしたお呼ばれシーンにはぴったりかも。彼女みたいにソールがホワイトだと重く見えなくていいですね。