<衆議院選>次世代の党・平沼赳夫党首の第一声【全文書き起こし】
第47回衆議院選挙(14日投開票)が2日に公示された。各党党首が各地で第一声を上げ、12日間にわたる選挙戦の火ぶたが切られた。 次世代の党の平沼赳夫党首は岡山県津山市の平沼事務所前で第一声を上げた。
■全文書き起こし
--------------------------------------- 平沼:皆さま方、寒風吹きすさぶお忙しい中、こうして出陣式に大勢お集まりをいただきまして、まず心から御礼を申し上げる次第であります。私は現在、次世代の党という党をつくりまして、党首をさせていただいています。皆さま方、ご承知のように、日本維新の会に所属して、国会議員団の代表をしておりました。同じ考え方で大阪の諸君と進んでいたわけでありますけれども、結いの党という政党が大阪の人たちに接近をしてきました。それまでお互いに合意をしていた自主憲法の制定はしないということになった。さらに、われわれはこの国の安全保障というものをしっかり確立しなければならない。こう言っていたら、集団的自衛権はやらない、結いの党はそう言いました。 また、原子力発電の問題、大きな問題になっておりますけれども、マスコミの人たちはなぜか書きませんけれども、54基ある原子力発電所が全部止まっているために、われわれ日本人は1日高い天然ガス、あるいは石油を買うために100億円ずつお金を世界に払っているわけであります。これは年に換算すると、優に3兆6,000億を超えるお金なんです。先人たちが一生懸命培って確立した技術であるわけであります。ですから、全部廃止じゃない。安全性がしっかりと担保できれば国のために1基や2基、動かしていこうじゃないか。大阪の人たちもそれに同調してくれていました。 しかし、その根底が変わってしまって、われわれは石原さんと大阪の市長の橋下さんが会談をして、20分で分党が決まったわけでありまして、石原さんが私に党の党首になってくれ、こういうことでお引き受けをして、最初は衆参合わせて23人の国会議員でスタートをいたしました。現在3名増えまして、26名でやっているわけであります。今回の総選挙、よく野党の諸君は大義名分なき解散だと、こういうふうに言っております。私も当初、そう思いましたけれども、われわれ、民主主義の世の中に生活をしている。その民主主義の中で解散総選挙はある意味では大義であるわけでありまして、私は雄々しくそれを受けて立ち上がる、こういう決意に燃えたわけであります。