amazarashi 新作EP『令和二年、雨天決行』は「今年でなければ生まれなかったアルバム」
amazarashiの秋田ひろむさんが、12月10日(木)放送のTOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」にゲスト出演。12月16日(水)にリリースされるEP『令和二年、雨天決行』について、パーソナリティのさかた校長とこもり教頭の質問に答えました。
さかた校長:amazarashi先生は、12月16日に新作EP『令和二年、雨天決行』をリリースされます。おめでとうございます! 秋田:ありがとうございます! さかた校長:(デビュー)10周年に向けて企画していたツアーが中止になってしまって、いろんな感情が募る年だったと思いますけど、このEPの制作に取りかかったときはどういう状況だったのですか? 秋田:たぶん夏前くらいだったと思うんですけど、4月ごろに「令和二年」を作って、そこから一度落ち込んじゃって何もやる気がおきないな、という時期があったんです。でもようやく元気が出てきて、何もできないなら音源を残すのがミュージシャンの仕事だ、と思ってそこから頑張って作りました。 こもり教頭:今年のスケジュールが白紙になって、そこからまた楽曲を作って作品が形になったときの気持ちはどうでしたか? 秋田:「やればできるな」って思いました。普段はレコーディングを東京に来てやっているんですけど、それもできないから自分で勉強して自宅で歌を録れるようにしたりとか。 こもり教頭:はい。 秋田:だから今回の作品は自宅レコーディングですし……頑張ればできるんだな、って思いました。 さかた校長:ネガティブがことがあっても、違う一面で新しい一歩が踏み出せたんですね。 秋田:そうですね。普段やれないことをやれたというか。音楽的にもそうですけど、普段はしないアプローチというか……「令和二年」という曲自体もそうですけど、普段は書かない歌詞を書いたというか。今年でなければ生まれなかったアルバムなので、それはやれてよかったな、とすごく思います。 さかた校長:そして、初回生産限定盤には未発表曲の「積み木」とインディーズ時代の楽曲である「東京」(のアコースティックバージョン)が収録されているんですけど、このタイミングでこの2曲を収録した理由はあるんですか? 秋田:はい。10周年だったのででっかいライブをやって、懐かしい曲を弾き語りでできたらいいな、と思っていたんです。でもそれができなくなったので、音源に入れました。 さかた校長:「東京」にいたっては、インディーズ時代ということで昔に作られた曲ですよね? 秋田:そうですね。十何年前ですね。 さかた校長:改めて歌うということで、新たな思いは乗りましたか? 秋田:そうですね。愛着のあった曲なので、誰にも知られずに消えちゃうのがかわいそうだなと思って……今回、音源に入れたかったんですよね。 ◇ amazarashiは、12月12日(土)に初のオンラインライブ『末法独唱 雨天決行』を開催。詳細はオフィシャルサイト(http://www.amazarashi.com/)をご確認ください。