静岡県が「アウトドアサウナ」の規制緩和へ…水着着用で目隠し不要、イベントでの設置も容易に
近年のサウナブームを受け、静岡県は屋外にサウナを設置する「アウトドアサウナ」に関する県条例の規制緩和に年度内にも乗り出す。９日の県議会本会議で明らかにした。
条例では従来、アウトドアサウナには外部から見えないように目隠しを設けるほか、湯の出るシャワーの整備が必要だった。だがアウトドアサウナは水着で利用するケースが多く、関係団体から緩和を求める声があった。
今後は、水着などを着用する場合は目隠しは不要とし、給湯設備がなくても汗を流せるシャワーがあればサウナの運営を可能とする。緩和によって、イベントなどで一時的にサウナを設置することが容易になるという。
県条例は政令市を除く３３市町が対象。浜松市は既に規制を緩和しているほか、静岡市も開会中の市議会１１月定例会で規制緩和する条例改正案が承認される見通しで、青山秀徳健康福祉部長は「全県でアウトドアサウナの規制を見直すことが本県の観光振興につながる」と述べた。
