バレーボール:パク・サンハ選手、中高校時代のいじめ加害を認め引退
男子プロ・バレーボールのサムスン火災に所属するパク・サンハ選手(35)が学生時代の暴力行為を認め、引退を決めた。サムスン火災は22日「パク・サンハ選手が学生時代に2回暴力事件の加害者だった事実を認め、今日チームに引退の意向を伝えてきた」と発表した。 ■2020年世界幸福度ランキングで韓国61位に低下…最も幸せな国は?
今月19日にあるネットサイト上にパク選手の実名を明かした上で、彼がかつて暴力事件の加害者だったと主張する書き込みが掲載された。チームは調査を開始し、パク選手に出場停止の処分を下した。しかしパク選手は当初、この書き込みの内容を否定していた。 パク選手はチームを通じ「中学時代に友人を殴り、高校時代にも寄宿舎で後輩を殴ったのは事実」とした上で「中高校時代に私によって傷ついた方々に謝罪する。責任を取って引退し、反省しながら生きていきたい」とコメントした。その一方でパク選手は「19日にネット上で公開された同期生拉致と監禁、14時間にわたる集団暴行などは全く事実ではない」「今後この件については法的対応を通じてでも真実を解明したい」との考えも示した。 学生時代の暴力問題はプロ野球にも波及している。今月21日にはあるネットサイトに「高校の野球部に所属していた時、先輩投手のBとCからの暴力に苦しんだ」と主張する書き込みが掲載された。自らが受けたいじめや暴力の内容、そして高校時代の写真も公開された。被害者とされた2人の選手は現在、首都圏のある球団に所属しており、現在はそれぞれ2軍キャンプで練習を続けている。問題の書き込みを受け、各チームは22日から独自の調査に乗り出した。ある球団関係者は「当事者をはじめ、学校の先輩後輩などから話を聞いている」「早ければ23日ごろに調査結果を公表する」と伝えた。別の球団関係者も「その高校の関係者に連絡をとって事実関係を確認中」とコメントした。