「いつか殺してやる」ダンプ松本、憎しみ続けた父が認知症に…最期のやりとりを告白「心から許したことはなかった」
45年会話しなかった父が認知症に…最期の会話を懐古
高校生の時から、45年近く父とまともに会話をしなかったというダンプ松本。そんな親子関係に変化が訪れる。 ダンプ松本:(2019年に)ちょっとボケちゃってからは話すようになった。ボケ始めてからは、もう短いんだな(と思った)。ちょっとそういうの(憎い気持ち)はなくなった。かわいそうだと思った。 ーー認知症になったのはいつごろですか? ダンプ松本:4年前ぐらいかな。話すことはなかったね。会話をあまりしたことがないっていうか、話したくなかった。嫌いだったからね。似た者同士なんだよって言われて、向こうも話しかけてこなかったし。ちょっとボケちゃったときに、写真を撮るためにだけなんだけど、カレーパン食べさせてあげたのが最後かな。 2019年8月に亡くなった父に対し、現在ダンプ松本はどのような思いを抱いているのか。 ダンプ松本:かわいそうだなと思うよね。許したわけではないね。許せないから。番組でもいろいろ許してあげてって、そういう番組を作られて、それに出たりとかするんだけど、そのときはそういう風にしていたけど、心から許したことはなかった。 ーーダンプさん自身が家族を持とうって思ったことは? ダンプ松本:ないんだよね。お父さんみたいなのに引っかかっちゃったら嫌じゃん。だから別に結婚したいとは思わないね。好きになった人はいるよ。一緒にご飯食べたり、一緒に遊んだりするけど、こいつと結婚しようと思ったことがない。どんなに好きになっても。結婚したらこいつ変わるかもしれないとかって思うでしょう。変な人と結婚しちゃったらさ、騙されちゃうでしょう。だから一度も結婚したいと思ったことがない。 「父を倒し、母に楽をさせたい。」そんな思いからプロレスをはじめたダンプ松本。いまも現役でレスラーを続ける中、願うことはとは…。 ダンプ松本:お母さんが幸せだったら幸せかな。妹からは「そんなに嫌なら2人で死ねばいいでしょ」って言われる。先に死にたい。普通だったら自分の娘が親より先に死ぬのは嫌がるでしょ。でも、(母は)「香が先に死んで欲しい」って言うんだよ。「私(母)が死んだあと心配だから」って。だから先に死にたいか、一緒に死にたいな。 (『ABEMA NEWS』より)
ABEMA TIMES編集部