今シーズン絶好調のサラーがランクイン 欧州5大リーグで最もゴールを決めているアフリカン・ストライカーとは?
身体能力の高さと確かな技術を併せ持つFWばかり
身体能力が優れたサッカー選手を多く輩出するアフリカ。その運動能力を活かし、得点を量産するストライカーもまた非常に多い。 そこに注目した『PlanetFootball』が、欧州5大リーグで最もゴールを決めているアフリカン・ストライカー、トップ3を発表した。 3位は、リヴァプールに所属するモハメド・サラーだ。これまでチェルシー、フィオレンティーナ、ローマ、リバプールで活躍し、各リーグ戦のゴール数を合計すると205ゴールとなる。そのうちの168ゴールは、レッズでプレイしている間に決められたもので割合は81.9%に達する。そして今シーズンは、平均94.6分ごとにゴールを決めており、得点王にも期待がかかるほど好調を維持している。 2位は、サミュエル・エトーで、209ゴール。このカメルーンのレジェンドは、バルセロナ時代の活躍により144試合108ゴールを記録。さらにインテル時代にセリエAで35ゴール、他にはチェルシーとエヴァートンで合計12ゴールを決めている。サラーとの差はわずか4ゴールのため、今シーズン中にこの記録を抜きそうだ。 そして1位はピエール・エメリク・オバメヤンで236ゴールだ。これまでサンテティエンヌ、ドルトムント、アーセナル、バルセロナといったクラブで活躍し、現状で他を寄せ付けない数を誇る。その236ゴールの割合は、ドルトムント(ブンデスリーガ)で41.5%、アーセナル(プレミアリーグ)で29.2%、サンテティエンヌやマルセイユなど(リーグ・アン)で24.6%、最後はバルセロナ(ラ・リーガ)で4.7%となっている。こう見ると、バルセロナでは苦戦したが、複数のクラブでバランスよくゴールを決めており、その才能の高さには改めて感心してしまう。 3位だったサラーは、今シーズン終了後の去就が注目されており、一部では欧州5大リーグから去ってしまう可能性が指摘されている。けれども衰えを感じさせない今季の活躍ぶりを見ると、リヴァプールでも他の欧州5大リーグのクラブでも十分活躍できるだろう。数年後に統計をとれば、サラーがオバメヤンの236ゴールを上回る可能性もある。今後のサラーの動向とともに、その活躍にも注目だ。
構成/ザ・ワールド編集部