編集長に聞く 2024年下半期ベスコスの見どころは?~「美的」編~
「ディオール(DIOR)」“ディオールスキン ルージュ ブラッシュ カラー&グロウ287"はベースメイク部門ハイライター・シェーディング編1位、メイクアップ部門チーク編2位を獲得。今年の“チーライト(チークとハイライト)”ブームを生み出したキーアイテム。人気の“ブルベみ”ながら、どんな肌にもテクニックレスに透明感と血色感、立体感を出してくれる。「スック」の“ブラーリング カラー ブラッシュ”がチーク1位、ハイラーター・シェーディングの4位で、アイテムの垣根がますますなくなっているのも面白い。
WWD:2024年下半期の傾向は?
中野編集長:編集の立場としては「カテゴリー分け」が大変だが、全てのアイテムにおいて多機能性、マルチ化がますます進み、用途や対応するがシームレスになったため複数のカテゴリーで受賞するアイテムが増えた。スキンケアはブースター的な使い方をするアイテムが数多く登場し、洗顔後の素肌につけるアイテムの重要性が高まった。
WWD:来期以降のビューティ業界に期待することは?
中野編集長:スキンケアはもはや美容医療級の即効性・効果実感があるアイテムも当たり前になってきており、新商品のさらなる進化が楽しみ。同時に、化粧品は忙しい日々を送る人たちの生活を彩るものでもあるので、アイテム(コンセプト)の時代性にも期待している。