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那覇市役所前で中韓ヘイト扇動 街宣主催者、5週連続で姿見せず 県内各地から抗議カウンター

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沖縄タイムス

 那覇市役所前で続いてきたヘイトスピーチ街宣を、抗議のカウンターが集まって未然に防いでいる。定例の水曜日に当たる24日も街宣主催者は姿を見せず、これで5週連続の中止に。ガジュマルの木の下は、穏やかに語らう場になっている。  中国人や韓国人への差別を扇動するヘイト街宣は、シーサー平和運動センターを名乗る久我信太郎氏らが約6年続けてきた。これまでも抗議の動きはあったが、ネット上の呼び掛けで5月20日に20人以上が集まって以来、定例の水曜日に市役所前の街宣はない。  呼び掛けた名護市の著述業、高野俊一さん(57)は「街宣を事前に中止させ、被害をゼロにすることが最大の勝利。毎週集まってくれる熱意はすごい」と語る。  東村や糸満市からの参加者もいる。ヘイト反対の旗やプラカードを掲げつつ、差し入れのお茶や菓子、それに会話を楽しんでいる。  毎週参加する沖縄市の会社員男性(48)は「穏やかすぎるかも」と笑いながら、「ヘイトがなぜ駄目か、顔を合わせて勉強できる。市役所前が交流の広場のようになっている」と話す。  24日、通り掛かった86歳の男性は「ウチナーンチュも差別されてきた。いじめは駄目だ」と会社員男性に話し掛けた。「街宣がある日はうるさくて仕事にならない」と言う近くの店員の女性もいた。  高野さんらは市民グループ「沖縄カウンターズ」を立ち上げた。今後、川崎市のようなヘイトスピーチ禁止条例の制定に向け、県と那覇市、それに議員に働き掛ける。(編集委員・阿部岳)

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