『ワンピ』シャンクスも知っている? 巨人族に精通した謎の人物が“警告”したワケ
冒険家の言葉はウソ? それとも本当?
2週間ぶりに「週刊少年ジャンプ」での『ONE PIECE(ワンピース)』の連載が再開されました。 【画像】顔が悪人面すぎ! こちらが黒幕説も疑われるシャンクスの「悪そうな顔」です(4枚) ※この記事には単行本『ONE PIECE』110巻以降の内容を含みます。ネタバレにご注意ください。 最新1132話「エルバフの冒険」では、「エッグヘッド」を飛び出した麦わらの一味が、巨人族の国「エルバフ」へ到着します。もともと「モンキー・D・ルフィ」と「ウソップ」の夢のひとつが「エルバフへ行く」ことでした。その夢がようやく叶ったため、長年読み続けている読者にとっても感慨深いエピソードだったことでしょう。 ただ、1132話では気になるメッセージが一点ありました。それは、ナレーションのように付けられていた探検家「ルイ・アーノート」の言葉です。実は、姿が描かれていないため記憶に残っていない人も多そうですが、ルイ・アーノートの名は、2度目の登場です。13巻115話「冒険のリトルガーデン」でも、名前が登場しており、そこから20年以上の時を経て本編に再登場しました。 ルイ・アーノートは『ONE PIECE』公式サイトで、「世界に名の知れた探検家で『ブラッグメン(うそつき達)』という冒険記の著者。リトルガーデンを発見し、命名した張本人である。」と紹介されています。 13巻115話「冒険のリトルガーデン」でも、巨人族について記述していることから、ルイ・アーノートは巨人族にかなり精通している人物であることがうかがえます。そして1132話で、巨人族に詳しいであろうルイ・アーノートが「この地に長居してはならない」と警告していました。 では、この警告には、いったいどんな意味が込められているのでしょうか? ルイ・アーノートの言葉を少しさかのぼると「冒険者達よ 返却されぬ去りし時を悔いる事なかれ」とあります。このなかの「返却されぬ去りし時」が、「エルバフ」では他国との時間の流れが違うことを表しているのではないか、と考えるファンが複数名見受けられました。 また、それによって4巻の質問コーナー「SBS」の原作者である尾田栄一郎先生の回答が「意味深だ」と再注目されています。読者からキャラクターの年齢について質問された尾田先生は、ルフィ、「ロロノア・ゾロ」、「ナミ」については、さらっと年齢を回答します。しかし、シャンクスは少し違いました。「現在どこにいるかわからないので」と前置きをしたうえで「10年前は27歳」と答えます。 また107巻1079話「『四皇』赤髪海賊団」で、シャンクスは「『エルバフ』に少し立ち寄っただけ」と語りました。これによって、複数のファンが「シャンクスの年齢があいまいだったのはエルバフを考慮してのこと」と結論づけたようです。 現在進行中の「エルバフ編」は、もうしばらく続くでしょう。ルイ・アーノートの言葉を信じるなら、これから麦わらの一味に新たな危機が訪れるかもしれません。
マグミクス編集部