「お金持ちvs.お金持ちじゃない人」の違いを一覧で比較!富裕層は日本に約3%存在
「お金持ちとそうでない人との違い一覧」から見る貯蓄のコツ
富裕層やお金持ちと聞くと、「高所得の人しかなれない」、「自分には縁遠い話」というイメージがあるかもしれません。 しかし、筆者は銀行員として多くの富裕層と接してきましたが、中にはコツコツと貯蓄に取り組むことで資産を築いている人も多くいました。 貯蓄上手になるためには、お金持ちの人が取り組んでいる習慣を取り入れてみることもひとつの方法です。 次の表に、筆者が銀行員としての経験を通じて気付いた「お金持ちの人とそうでない人の違い」についてまとめています。 ●「お金持ちvs.お金持ちじゃない人」の違いを一覧で整理 【お金持ちの特徴】 ・目標を持って貯蓄に取り組む ・先取り貯金を行う ・税金対策に関心がある ・資産運用に取り組む ・家計の収支を把握している 【お金持ちではない人の特徴】 ・お金の使い方に計画性がない ・余ったお金を貯蓄に回す ・税制への理解がない ・資産をすべて預金に預ける ・どんぶり勘定で暮らしている 富裕層やお金持ちには「好きなときに好きなだけお金を使う」、「支出に関心がない」といった印象を抱きがちですが、実は富裕層ほど家計の収支を細かく管理しています。 先取り貯金もそのひとつで、「毎月〇万円は貯蓄に回す」という目標のもと計画的に貯蓄に取り組んでいます。 一方、お金持ちでない人は「生活費で余った分を貯蓄に回そう」と考えているため、まったく貯蓄ができない月があることも珍しくありません。 また、税金対策や資産運用に取り組むことも、効率的に資産を増やすために大切なポイントです。 まとまった貯蓄を築くためには、お金についての勉強にも積極的に取り組むようにしましょう。
まずは日々の習慣から見直してみよう
「お金持ちになりたい」という目標は漠然とした夢物語のように感じられますが、きちんと具体的な目標に落とし込めば決して叶えられないことではありません。 「千里の道も一歩から」というように、大きな目標を成し遂げるためには、日々の小さな取り組みから始めることが大切です。 まずは、自分の家計の収支を正しく把握し、毎月計画的な貯蓄に取り組むことから始めてみましょう。
参考資料
・総務省「消費者物価指数」 ・野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層は149万世帯、その純金融資産総額は364兆円と推計」 ・金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和5年)」
椿 慧理