「要注意の抜け毛」の見分け方は? 抜け毛を防ぐ頭皮ケアのやり方は?
まずは「頭皮のリセット」、そして「頭皮に栄養チャージ」
秋の頭皮ケア リセットアイテム、補給アイテム 最近では秋が短く、すぐに冬になってしまうと感じますよね。乾燥と冷えが始まる前に、まずは夏の蓄積ダメージをリリースして、頭皮のターンオーバーをスムーズに整えましょう。また外気温の急激な変化についていけず、自律神経が乱れやすくなってしまうことも心配なところ。お風呂で温まってリラックスした後は、育毛剤や美容液で秋の髪に栄養をたっぷり与えてあげて。
秋の抜け毛対策001:乾燥が始まる季節のクレンジング&ヘアマスクは、潤い力で選ぶ! インバスケアで「頭皮のリセット」
頭皮に蓄積して落としにくくなった酸化皮脂はかゆみや赤み、においやフケなどトラブルの原因になりかねません。この季節のディープクレンジングやスキャルプマスクは、特に保湿力にこだわったものを選ぶといいでしょう。手のひらにまんべんなく広げて頭皮になじませるか、容器から直接頭皮にのせてしまっても。頭皮全体に広げるときは、両手を大きくパーにして耳上から頭頂に向かって頭皮を寄せるように動かします。適度なマッサージになるので、頭皮の血流がアップしてポカポカしてきますよ。 (左)頭皮の赤みやかゆみなどが気になるときに使える頭皮用マスク。伊豆の森で育ったクロモジの枝と葉から蒸留したクロモジウォーターを高配合。uka IZU mask for scalp & Hair Anti‐Itch 200ml ¥6050/uka Tokyo head office (中)乳酸菌とマヌカハニーを配合したクレンジング。穏やかな香りとほんのり温感で古い角質や寒さで固まった皮脂をオフ。エステシモ イッシュ スキャルプシフト 100ml ¥2530(秋冬限定・サロン専売品)/タカラベルモント (右)石垣の塩とビタミンEを豊富に含むナッツオイルを配合した植物成分の頭皮用マイルドピーリング。マテリアルジャーニー ボタニカルヘッドスクラブ 150g ¥3960/メデュラ
秋の抜け毛対策002:秋冬は“スースーして寒くならない”育毛剤&美容液を! アウトバスケアで「頭皮に栄養補給」
不要な角質を落としたら、今度は与えるケア。必要な栄養や潤いを与えるケアを習慣にして健康な髪を育てる土壌を作りましょう。根元の立ち上がりがよくなり、うねりやパサつきといったヘアエイジングの予防にもなりますよ。 気温が下がるこれからの時期は、スースーしすぎないタイプのものがおすすめ。アルコールフリーなら頭皮への刺激もありません。タオルドライ後に指先で分け目を作り、地肌の線上に美容液を3~5滴ほど落とします。クレンジングと同様、左右の手で頭皮を頭頂に向かって寄せる簡単なマッサージとともに全体になじませて。朝晩2回行うのがおすすめです。 (左)蓄積された紫外線ダメージを夜の間に立て直し、頭皮の潤いを蓄える化粧水。アクアバランス 80ml ¥4620/イーラル (中)99%自然由来の育毛美容液。抜け毛や薄毛を予防する植物成分がヘアサイクルに働きかけて発毛促進。薬用 メディカル アンチヘアロスセラム(医薬部外品)50ml ¥5720/ロクシタンジャポン (右)多くの女性が悩む女性ホルモンの減少による抜け毛や薄毛、加齢によるヘアサイクル乱れ。植物成分が働きかけ、ハリコシのある丈夫な髪に。薬用 育毛 リッチヘア セラム(医薬部外品)50ml ¥7040/シンプリス 抜け毛が気になる季節だからこそ、秋には秋の頭皮ケアをぜひ! ──── 伊熊奈美 Nami Ikuma 毛髪診断士・美容エディター 毛髪診断士の資格を持つ美容エディター。雑誌や書籍の編集・執筆のほか、セミナー講師やヘアケア製品開発にも携わる。大人女性のヘア情報サイト『HAIRISTA』を監修。1男の母。