「要注意の抜け毛」の見分け方は? 抜け毛を防ぐ頭皮ケアのやり方は?
こんにちは。美容エディターの伊熊奈美です。 今回は、こんな質問にお答えします! 「最近、お風呂の排水溝やフローリングの床……抜け毛が増えていて不安になります。年齢のせい? ホルモンバランスやストレスのせい? 抜け毛を増やさないためにできることはありますか?」──はむちゃん・47歳
肌は夏に老け、髪は秋に抜ける……?
抜け毛の原因は加齢のほか、産後や更年期などのホルモンバランス、過度のストレスなど複合的なものですが、実は季節性もあるんですよ! 急に肌寒くなったこの季節…秋は1年で最も抜け毛の多い季節なんです。
肌は夏に老ける?
「肌は夏に年をとる」という言葉を耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか。ここ最近では年々強烈になる紫外線はもちろん、屋外と屋内の気温差、長時間のエアコンによる乾燥…などなど、夏の環境は肌にとってはあまりにも過酷。季節の変わり目から秋にかけては、ターンオーバーが乱れて肌がゴワついたり、敏感になったりしますし、長期的にはシミやシワを引き起こすことにもつながります。
髪は秋に抜ける?
頭皮だって肌ですから例外ではありません。髪で覆われているとはいえ、体のてっぺんという最も紫外線が当たりやすい位置にあります。むきだしの分け目やつむじはもちろん、髪の間を通過して、見えないけれど小さな日焼けは起こっています。しかも頭皮はその構造からして皮脂が多く、汗がたまりやすい場所。過剰な皮脂が酸化を起こして毛穴の周りに残ってしまいがちです。紫外線と酸化皮脂の蓄積ダメージや加齢によって、ターンオーバーも髪の生まれ変わりのサイクルも乱れやすくなるのが秋の時期なのです。
「問題のある抜け毛」「要注意の抜け毛」の見分け方は?1日に抜ける本数の目安は?
人の髪はだいたい10万本前後で、その1本1本の髪の成長サイクルは違います。抜けていく髪が1日100本前後ならば正常範囲なのでさほど気にしなくても大丈夫。リセット&チャージのケアをしながら様子を見ましょう。 でも、本数に関わらず、短くて細い毛がたくさん落ちているときは要注意。 成長が早くストップしてしまう髪が増えている可能性があります。その状態があまり長引くようなら皮膚科医に相談してみるといいでしょう。