ルージュの伝言?…「米寿の伝言」です 80代後半にして「俳優」の夢かなえた元教師が主演 自主制作のコメディー映画上映へ
一度諦めた俳優の夢をかなえた高齢の男性が主役を務めた自主制作映画「米寿の伝言」が12月8日、鹿児島市国際交流センターで上映される。 【写真】自主制作映画「米寿の伝言」パンフレットを拡大で見る
変わり者の発明家だった男性が亡くなり、遺品を整理していた孫が男性の遺体と入れ替わるコメディー映画。映画は全都道府県で上映予定で鹿児島は6カ所目となる。 主役の西本匡克〔まさかつ〕さん(87)=大阪市=は元教師。小学生で演劇の面白さに目覚め、大学まで演劇部で活動し、役者を夢見ていた。しかし、家庭の事情で断念。夢を封印し退職まで教職の道を全うした。 引退後も夢をくすぶらせているような父の姿を見た長女の西本浩子さん(58)が「かなえてあげたい」と奔走。プロの俳優になった息子たちの協力を得て、2018年に今回の映画と同名の舞台を作り、大阪と東京で公演した。 映画では浩子さんがプロデューサーを務め、長男・健太朗さん(32)、次男・銀二郎さん(28)も孫役として出演。銀二郎さんがテレビドラマ「おいハンサム」で共演した俳優の浜野謙太さんも参加した。 「スクリーンの父の姿を見て、元気になってもらえるとありがたい」と浩子さんは来場を呼びかける。午前11時と午後2時から上映。2500円。詳細は映画のホームページにある。問い合わせは浩子さん=090(5530)6019。
南日本新聞 | 鹿児島
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