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ハッチョウトンボにトキソウ…夏の動植物、生を謳歌 佐賀・樫原湿原

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佐賀新聞

 佐賀県唐津市七山の樫原(かしばる)湿原で、ハッチョウトンボやトキソウなど夏の湿地を彩る珍しい動植物が生を謳歌(おうか)している。3月中旬に全面野焼きした湿原は、再びみずみずしい緑に包まれ、生き物たちが活発に動き回っている。  県の自然環境保全地域に指定されている樫原湿原には、県の絶滅危惧種に選定されている希少種が多数自生する。約60種類の湿地植物の宝庫として“九州の尾瀬”とも呼ばれ、県内外から多くのアマチュアカメラマンが訪れている。  体長2センチで国内最小級のトンボ、ハッチョウトンボは6~7月が羽化の最盛期。成熟したオスは燃えるような赤みを帯び、縄張りでメスを呼び込む。おしりをピンと空へ向けて枝木に止まる姿が写真愛好家から「格好の被写体」と好まれている。  日当たりの良い湿地に生えるトキソウも見頃を迎えた。花びらが3センチほどのラン科の多年草で、鳥のトキの羽色に似ていることから名が付けられた。  湿地を管理する県有明海再生・自然環境課は「湿地の栄養が少なく保たれ、それに伴い小さな花や食虫植物が生育する環境が育まれている貴重な場所。観察する時には、ダニやハチもいるので長袖長ズボンで訪れて」と呼び掛ける。

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