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あんな球を打ってみたい! 劇的復活・渡邉彩香の“飛ぶフェード”の秘密を復活を支えたコーチに聞いてみた

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みんなのゴルフダイジェスト

国内女子ツアー開幕戦「アース・モンダミンカップ」で鈴木愛とプレーオフの末5年ぶり通算4勝目を挙げた渡邉彩香。飛距離のあるフェードボールで最後まで攻め切ったそのスウィングをプロゴルファー・中村修が解説する。

復活のきっかけは中島規雅コーチとの出会い

昨日のアース・モンダミンカップ最終日、渡邉彩香の復活優勝に感動したというゴルフファンの方は多いのではないでしょうか。ほかでもない、私もそのなかの一人です。

渡邉のバッグを担いだ川口淳プロキャディとはお互いの研修生時代に同じ地区で切磋琢磨していたこともあり、彼が不調の間もかたわらでずっと支えている姿を思い出し、なおさら感慨深いものがありました。まずは渡邉選手、川口キャディにおめでとうと言いたいと思います。 さて、プレーを思い起こすと最終ホールまで積極的にドライバーで攻めていたのが印象的。持ち味である飛距離の出るフェードボール、そしてアイアンショットのキレが戻っていて強かったころの渡邉彩香の完全復活を印象付けました。

好調だったショットに関して、昨年からコーチを務める中島規雅コーチに話を聞きました。実は中島コーチも川口キャディと同じく研修生時代に同じ地区で頑張っていた仲間なんです。 話を戻すと、中島コーチが最初に渡邉のスウィングを見たのは昨年の「ニチレイレディス」だったといいます。そのときの印象を、中島コーチはこう語ってくれました。 「初めて見たときには、狙いと振っている方向がちぐはぐで球が暴れていました。ストロンググリップでアップライトなスウィングなのでフェードが打ちやすいはず。それまでトライしていたドローを捨てて、フェードに絞りました。そして感覚を殺さないように、足元にアライメントスティック(アドレスの方向を整えるための棒)を置いて徹底して狙う方向とフェードのスウィング軌道を整えていきました」(中島規雅コーチ) キレキレだったフェードボールですが、ドローを捨てるという決断と、アドレスの向きを整えることからという地道な努力の果てに手に入れたものだったことがわかります。 シード落ちして迎えた昨年12月のQT(予選会)の段階では仕上がりはまだ5,6割だったそうですが、それでも19位で通過。長く続いたオフの期間にその精度も上がり、アース・モンダミンカップに向けて仕上がりは上々だったようです。 ストロンググリップの利点であるフェースの開閉をおさえたことで、フェードの曲がり幅もコントロールできるようになり、アイアンの精度も上がってきていました。

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