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噂のイケメン落語家、瀧川鯉斗。なぜ暴走族から噺家に?

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LEON.JP

元暴走族の総長、落語界きってのイケメン……そんなふうに何かと枕詞の賑やかな落語家・瀧川鯉斗さん。確かにインタビュー後の写真チェックで、モデルを見慣れた編集部もザワついたほどの美形です。そんな彼は、紆余曲折を経て、なぜ落語の世界を選んだのか。そこで見つけた「落語家のカッコ良さ」とは? ■特集/大人の“カッコいい”を取り戻せ

先の見えない混沌とした現代にあっても、覚悟をもってしっかりと社会と対峙しているカッコいい大人を編集部の目でピックアップしていく今回の特集。3人目にご紹介するのは、2019年に真打昇進、現在36歳の落語家・瀧川鯉斗さんです。 情緒たっぷりの寄席・新宿末廣亭に着物姿で登場した鯉斗さんは、元暴走族の総長という、ちょい不良(ワル)どころか極悪の過去を感じさせない爽やかさ(笑)。艶やかな男ぶりですが、朗らかで軽快に話す様子は、やっぱり落語家さんです。彼は、落語のどこに「カッコよさ」を見たのか── インタビュー開始です。

Jリーガーになる夢破れ、暴走族になって思った「ここには先がない」

── 鯉斗さんと言えば、まずは容姿に恵まれていて、モデルさんみたいという声も多いですが……なぜ落語家に?   瀧川●子どもの頃は、サッカー選手になりたかったんです。Jリーグの選手に。小学校3年生で始めて、中学3年生まで続けていました。キーパーで、愛知県のトレセンメンバーだったんです。自慢じゃないですけど、県トレセンの試験を受けずに、キーパー専門の監督のスカウトで入ったんですよ。いろんな大会にも出させてもらいました。 でも、中学の途中から、バイクにもハマってしまって。ロン毛で金髪だったし、素行不良だしで、高校のサッカー推薦は受けられませんでした。入った高校も1日で辞めて、それから暴走族にどっぷりと両足、浸かってしまいました。 ── 暴走族の総長だったんですよね。ちなみに総長って、どうしたらなれるんですか? 瀧川●そこは先輩からの推薦なんですよ。暴走への出席率とか、ケンカを売られても怯まないとか、そういうところで認められていくんです。でも17歳の終わりに、初日の出暴走を最後に引退しました。引退暴走では、走っている途中に、仲間が「ご苦労さま」「お疲れさま」って、次々に花束を渡してきて、最後は花束が走っているみたいになりましたね。 ── きちんとしているんだか、なんだか分からない(笑)。でも17歳って、どんなスポーツより引退が早いですね。 瀧川●人の回転が早いんですよ、暴走族って。仲間内の暗黙のルールもあって、そろそろ……という雰囲気でもありました。それに、当時の仲間には悪いですけど、「ここにいたら将来はないな」と思っていました。それで、人生を一度、リセットしようと思って東京に出たんです。映画が好きだったから「役者になれればいいな」というような、大雑把な心持ちでした。 当然、食べてはいけないから、とりあえずアルバイトをしなきゃと思って、『フロムエー』に載っていたレストランに応募して働き始めました。そのレストランで、年に2回、うちの師匠(瀧川鯉昇。当時は春風亭鯉昇)が落語会をやっていて。そこで師匠の「芝浜」を初めて聴いて、衝撃を受けて、落語家になろうと思ったんです。

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