中東シリーズ第2戦開幕 及川ら日本勢4選手が白星発信<卓球WTTスターコンテンダードーハ>
<卓球・WTTスターコンテンダードーハ 3月5日~13日> 卓球の新国際大会WTTのスターコンテンダーがドーハで開幕し、6日に日本の及川瑞基(木下グループ)ら4選手が初戦を白星で飾った。スターコンテンダーシリーズは6日まで開催されていたコンテンダーの上位大会で賞金総額40万ドル(約4300万円)と卓球大会の中では比較的高額だ。 【写真】新卓球王者、及川瑞基(23)の素顔 今大会は中国勢がキャンセルしており、コンテンダーに続き日本勢の優勝が期待される。直前に行われたコンテンダーでは女子シングルスで伊藤美誠(スターツ)が、女子ダブルスでは石川佳純(全農)平野美宇(日本生命)ペアがそれぞれ優勝を飾り、男子ではシングルスで張本智和(木下グループ)でベスト4に入った。
男女シングルス予選ラウンドで日本勢4選手が白星スタート
女子シングルス予選1回戦に登場した横井咲桜(四天王寺高校)はインドの若手アクラに対し、ゲームカウント3-2で勝利した。。1ゲーム目を落とす苦しい展開も、2ゲーム目7-7の場面から4ポイント連取でこのゲームを取り、接戦を制した。得意のラリー持ち込み、バックハンドで得点するパターンが光った。 同じく四天王寺高校の大藤沙月は、得意の巻き込みサーブから試合を優位に進め、ドイツのマンツを3-1で制す。要所でミドルを突き、相手を崩してから厳しいコースに打ち抜く展開で第4ゲーム目は一時6-0と相手を突き放し完勝した。 男子シングルスでは田中佑汰(愛知工業大学)がドイツのウォルターとの3-2の接戦を制した。強烈なパワードライブを放つ巨漢のウォルターに対し、田中は台上テクニックとバックハンドで対抗。勝負がかかった第5ゲーム9-9で相手のサーブの場面も、質の高いストップレシーブで相手の攻撃を封じ、得意のバックハンドドライブで得点を重ね、勝利を引き寄せた。 また、この日の最終試合に登場した及川瑞基は、危なげない試合運びでインドのアンソニーを下した。パワーに勝る相手に対し、台から下がらず前陣でプレー。バックハンドの差し合いからラリーを制す円熟味のあるプレーを見せた。 横井、大藤、田中、及川の4選手は7日に行われる予選ラウンド2試合に勝利し、8日からの本戦トーナメントへの出場を目指す。