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久門剛史らが現在の状況に対峙する新作を発表。「メルセデス・ベンツ アート・スコープ」の成果発表展が原美術館で開催

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美術手帖

 メルセデス・ベンツ日本が1991年にスタートした 「メルセデス・ベンツ アート・スコープ」は、日本とドイツの間で現代美術の作家を相互に派遣・招聘し、創作活動を通した交流を図る文化・芸術支援活動。その2018~20年の成果発表展が、 原美術館で開催される。会期は7月23日~9月6日。  今年は久門剛史(18年ベルリンへ派遣)とハリス・エパミノンダ(19年東京へ招聘)がそれぞれの滞在経験を生かした新作を、そして過去の参加作家である小泉明郎 (10年ベルリンへ派遣)が新作を展示。行動の変容を求められるなかで、現在の状況に対峙する作品をそれぞれ発表する予定だ。  久門はこれまで身の回りの現象や特定の場所が持つ記憶、歴史的事象を採取し、音や光、立体を用いたインスタレーションを制作してきた。今回は、同館の中庭を包み込むようにゆるやかな円弧を描くギャラリーⅡを使用し、空間との対話から生まれる新作を発表する。  エパミノンダはコラージュの技法を用いた映像やインスタレーションを制作し、昨年の第58回ヴェネチア・ビエンナーレでは銀獅子賞を受賞。「万華鏡の視覚」展(森美術館、2009年)以来日本では10年ぶりの展覧会となる本展では、小津安二郎の映画をきっかけに日本に強い関心を抱いた彼女が、東京や京都での初滞在を経た作品を展示する。  また、演劇的手法を取り入れた映像作品で知られる小泉は、近年VR技術を使用した作品にも取り組む。「あいちトリエンナーレ2019」では演劇作品『縛られたプロメテウス』を発表し、大きな反響を呼んだ。本展では、この3ヶ月の間に制作した新作が展示される予定だ。  なお原美術館への入館には、日時指定の予約が必要。詳しくは公式ウェブサイトを参照してほしい。

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