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勢力拡大へ、攻める維新 「吉村人気」追い風、都知事選に推薦候補 野党保守系とも連携

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北海道新聞

 関西を基盤とする日本維新の会が、勢力拡大へ勢いづいている。新型コロナウイルス対策で注目を集めた副代表の吉村洋文大阪府知事の人気をてこに、7月5日投開票の東京都知事選に推薦候補を擁立。野党の保守系議員との連携も強化している。11月実施を目指す党是の「大阪都構想」への賛否を問う住民投票を控え、さらに動きは活発化しそうで、与野党に警戒感が広がっている。  都知事選に維新推薦で出馬した元熊本県副知事の小野泰輔氏は20日、東京・銀座の街頭で約200人を前に「もっと東京のパワーを楽しめるような魅力的な街にしていく」と強調。維新関係者は「善戦すれば次期衆院選の目玉候補になる」とみており、都知事選を首都圏での勢力拡大の足がかりとしたい考えだ。  国政での動きも活発だ。馬場伸幸幹事長は16日、国民民主党の前原誠司元外相らと地方分権に関する勉強会を発足。野党再編に備え「第三極」づくりへ布石を打った形だ。保守派も多い国民民主は警戒を強める。  維新は橋下徹元大阪市長や、現代表の松井一郎大阪市長らが旗揚げした「大阪維新の会」が母体。2015年に大阪都構想が住民投票で否決され、橋下氏が政界引退するなど党勢に陰りが見えていたが、吉村氏が「新たな顔」となり、最近の複数の世論調査では野党のトップに立つ。  勢力拡大の動きには、2回目となる大阪都構想の住民投票への勢いを得る思惑がある。大阪市を廃止し、東京23区と同様の特別区に再編する都構想は、橋下氏が府と市による「二重行政」解消を掲げて提唱。松井氏は19日、都構想の制度案が了承されたことを受け、記者団に「住民に支持を得られる案ができた」と実現へ改めて意欲を示した。

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