今ならまだ植え付けも間に合います!チューリップを春に美しく咲かせるための正しい植え方や気を付けるべきこととは?
寒く暗い冬が終わり、チューリップが咲き出すと春がやってきたと実感することができます。 そのエレガントで堂々とした姿は、花壇に鮮やかな色彩をもたらし、庭を華やかに彩ってくれます。「チューリップにはさまざまな色や大きさがあります。開花時期も種類によってそれぞれです」というのは、ジョン・シーパース・ビューティ・フロム・バルブスとヴァン・エンゲレン・ホールセール・フラワー・バルブスのCEOである、ジョー・アン・ヴァン・デン・ベルゴム。「チューリップの種類は非常に多いので、毎年植え方を変えれば、新鮮な印象の庭を保つことができます」 【写真集】チューリップを植える時期はいつ?正しい植え方や気を付けるべきこと チューリップの球根の正しい植え方と植える時期について、見ていきましょう。
どんな種類のチューリップを植えればいい?
チューリップを分類する方法の1つは、開花時期と開花期間です。チューリップには早咲き、中咲き、遅咲きがあり、シーズンを通してずっと美しい庭を保つためには、いろいろな種類のチューリップを植えることをおすすめします。 また、チューリップは見た目でも分類されます。例えば、パーロット・チューリップは、花びらがフリンジ状やスカラップ状で、まるでエキゾチックな鳥のような鮮やかな色合いが特徴。伝統的な見た目のものを選ぶか、エキゾチックな見た目のものを選ぶかはあなた次第です。
チューリップは多年草?
「チューリップは本来、多年草ではありません」とヴァン・デン・ベルゴムはいいます。「たまにもう一度咲くものもありますが、次の年は花の華やかさは減少し、数も少なくなり、やがて枯れてしまいます。もしもどうしても次の年もチューリップを咲かせたいのであれば、ジャイアント・ダーウィンの交配種を検討してみてください。ジャイアント・ダーウィンの交配種は他の球根よりも返り咲きしやすいのですが、それでも必ず返り咲くとは限りません」 チューリップの種類によっては球根から子球ができることがあります。子球ができるのは原種のチューリップだけで、チューリップにとって好条件がそろった場合に限られる、とヴァン・デン・ベルゴムは話します。 もし次の年も咲かせたいのであれば、茎や葉をできるだけ自然に枯れさせることで、可能性を高めることができます。長く置いておくことで葉が光合成をし、次の年に花を咲かせるためのエネルギーを蓄えるのです。