照英「投てきを見て泣いて表彰台の姿を見ても泣いた。涙腺崩壊です」やり投げ北口快挙に感動
やり投げの日本トップ選手として東海大4年時に国体準優勝などの実績を持つ、タレントの照英(50)が11日、スポーツ報知の取材に応じ、北口の快挙を喜んだ。 リアルタイムでテレビ観戦し「投てきを見て泣いて、表彰台での姿を見ても泣いた。涙腺崩壊です」と祝福。「夢と希望がまさに現実となった瞬間。自分が現役時代は絶対にあり得ないと言われていたことが実現した。もし、陸上界で新しくお札を作るとすれば、確実に1万円札の絵柄に選ばれる。渋沢栄一さんは超えた。それくらいの快挙を成し遂げた」とユニークな表現で偉業達成をたたえた。 勝因には、北口が1投目から勝ちにいったことを挙げた。「今まで積み上げてきた上半身の筋力はもちろん、体の疲労が少ない1投目で、記録をしっかりと出したことで他の選手にプレッシャーをかけられた。やり投げはメンタルの競技でもあるので、北口選手は本当に駆け引きがうまい」と絶賛。心の余裕が“もぐもぐタイム”に出ていたと指摘し「普通、あんなに寝そべってリラックスできない。彼女を高校生から知っているが、精神面も成長した」と拍手を送った。 来年は東京で世界陸上が開催される。照英は「今は記録に目が向いていると思う。世界記録72メートル28を抜いてほしい。自分も北口選手を見ていて燃えてきた! 世界陸上のキャスターかMCを目指して自分も今から頑張ります。一緒に夢をかなえましょう!」とエールを送りつつ、自身を鼓舞していた。(増田 寛)
報知新聞社