【“ママプロ”対談】有村智恵・甲田良美、出産・子育てを経て彼女たちが感じたことは?
――今年3年目を迎えた「LADY GOカップ」。大会の成長ともに、“首謀者”の一人、有村自身も変化してきた。
有村 この大会は手探りで始めたんです。理想形を求めすぎるとなかなか踏み切れないから、とにかくまずやってみると。(参加者を)30歳から45歳にしたのも、自分自身が妊活をすると決めたときに、実家は熊本にあるし、子育てをしながら競技に出るのはなかなか難しいと思ったんです。ツアーに出ていると週に1、2日、家にいられたらいいほうだから無理だと。でも、試合に出てこそ楽しい部分もたくさんあります。だから、月に1回でもいいから大きなコンペでもしたいなって。このメンバーでコンペをするなら、観たい方もいるのでは、という気持ちもあり大会にしたんです。 甲田 この大会、本当に楽しみにしています。今出られる試合は、予選会や1DAYの試合など。だから必ず出させてもらえるこの大会が何月何日にあるんだと、それがモチベーションになっています。 有村 良美さんのようなお子さんがいらっしゃる方たちが出てくださると、私もいろいろなことを聞けて勉強にもなるし、すごくモチベーションになっています。 甲田 ペアマッチなので人に迷惑をかけないようにもします。 有村 そのプレッシャーはありますよね。 甲田 それも楽しい。ほかにはないものね。 有村 やっぱり団体戦ってすごく楽しくて。皆ライバルでバチバチやっているなかで、チームになると違う楽しさがあるんです。私たちは何年も顔合わせている関係性なので、ペアマッチでは素顔を見せてくださる。そして良美さんみたいに、試合に出るだけではなくて運営のほうにも、託児所などでいろいろとご協力いただいて。皆さん、ゴルフ競技だけに100%注いでいるわけではなく、それ以外の活動もされている。どういうゴルフ人生を歩んでいるかを知ってもらう機会になるのもすごくいいと思っています。 === プロゴルファーと“ママ”を両立させる難しさや今後の目標などまだまだ対談は続く…。 ※週刊ゴルフダイジェスト2024年8月13日号「対談 甲田良美・有村智恵 女子プロのセカンドキャリア」より一部抜粋 PHOTO/Tsukasa Kobayashi THANKS/取手国際GC
週刊ゴルフダイジェスト