支援策効果で11月は好調 県内観光客入り込み調査 観光施設も増加に転ず(千葉県)
千葉県は18日、昨年11月の観光客の入り込み状況をまとめた。南房総地域では、対前々年比で観光施設は5.8%増、宿泊施設は3.1%減と、観光施設で初めて増加に転じるなど、団体客の増加や国、県の観光キャンペーンの効果が表れた。
県が災害などの影響を把握するため、おととし9月から続けている毎月の調査。
11月は新型コロナウイルスの影響を受けながらも、週末の入り込みが好調で、学校の遠足などの団体客が増加し、観光施設は入場者が増加。宿泊施設も、外国人旅行者の減少や感染の再拡大で予約キャンセルが発生したが、国や県の観光キャンペーンが後押しして宿泊客は増加した。
南房総地域では、13か所の観光施設で44万4301人が入場し、対前年比では61・5%増加。台風被害前の前々年と比べても増えた。
宿泊施設では、9か所の宿泊客合計が5万2452人で、対前年比は22.9%増加。対前々年比で10月との比較では、10.1ポイント改善した。
房日新聞