「ダブルは永遠!」W1ミーティング開催! バイク女子がキック初挑戦&日本未発売の超レア車を目の当たりに!!
熱狂的ファンが支えるカワサキWシリーズ
カワサキといえば、今年で50周年を迎えた「Z(ゼット)」と言いたいところですが、「W(ダブル)」の系譜も忘れてはなりません。1966年に初代『W1(ダブルワン)』が発売され、カワサキビッグバイクの礎をつくった立役者であります。 【画像】W1ミーティング開催模様を画像で見る(21枚)
熱狂的なファンが多いことで昔から知られ、オーナーどうしの交流も早くから盛ん。日本にまだ単一モデルのオーナーズクラブが存在しない70年代から愛好会の活動がはじまり、ミーティングがおこなわれてきました。 毎年恒例、春と秋の2回。箱根十国峠や富士河口湖で欠かさず開催されてきたのが「W1ミーティング」です。コロナ禍により、2020年と21年は中止が続きましたが、ついに5月8日(日)に『第37回』が開かれました。
W1SA(1971年式)を28年間所有する筆者(青木タカオ)も、これまで何度か参加してきましたが、2年ぶりとあって今年はワクワクしつつ箱根へと向かいました。
オーナーでなくとも見学大歓迎
会場の十国峠レストハウス駐車場は230名もの参加者で賑わい、バーチカルツインエンジンの美しい音色が響き渡ります。駐車場を見渡すと、1974年で生産が打ち切られた『650RS』通称“W3”(ダブサン/ダブルスリー)までのOHV世代はもちろん、1999年に復活したSOHC4バルブの『W650』以降、現行の『W800』シリーズまで来場していることがわかります。
主催する「W1愛好会」の高橋直幸会長によると「Wシリーズに興味がある人なら誰でも大歓迎です」とのこと。実際、オーナーではないライダーやクルマに乗ってくる見学者も多く、人気の高さや衰えを知らない注目度の高さを改めて感じることができるのでした。
バイク女子も熱視線!
会場では、W1やW3に憧れを持つバイク女子たちにキックスタートを教える光景も見られ、若い世代へとWシリーズの人気が受け継がれていくことを目の当たりにすることもできます。
『W800』や『W650』に乗る彼女たちもキック始動ができると、「欲しくなりました」と目を輝かせたのが印象的です。もしかすると近い将来、W1やW3に乗って会場に現れるかもしれません。現行の『W800』と両方を所有し、新旧両方のWを愉しむ。そんなオーナーも珍しくはありません。