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ルリカケスのジェイ死ぬ 奄美固有種、来園者に親しまれ6年 鹿児島・平川動物公園

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南海日日新聞

 鹿児島市の平川動物公園で12日、1羽だけ飼育されていた国の天然記念物で奄美固有種の野鳥ルリカケスが死んでいるのが見つかった。「ジェイ」と名付けられた10歳の雄で、奄美大島で幼鳥の時に保護され、上野動物園(東京都)を経て同園で2014年3月から公開されていた。同園の福守朗園長は「来園する人たちに親しまれていたので、非常に残念。奄美に行かないと見られない鳥を、ジェイを通して知ってもらえたことに感謝の気持ちでいっぱい」と話した。  ルリカケスは奄美大島と加計呂麻島、請島に生息。全長38センチ。美しい瑠璃色の羽が特徴。乱獲や森林伐採などで一時は数が減ったが、近年は生息数が回復しつつある。鹿児島県の県鳥で、県のレッドデータブックで絶滅危惧2類。  同園によると、12日朝、ジェイが飼育施設内で死んでいるのを飼育員が見つけた。前日までは元気な様子だったという。飼育下でのルリカケスの寿命は10~15歳で、解剖の結果、病気やけがなどはなく、死因は不明。  同園では1974年にルリカケスの飼育を開始し、82年には国内初の繁殖に成功した。野生生物を保護し、増やして絶滅を回避する「生息域外保全」と呼ばれる試みで、国の許可を得て奄美で捕獲したり、保護された個体を受け入れたりして、ピーク時には10羽を育てていた。  12年以降は飼育、繁殖実績のある上野動物園とも連携して、100羽を目標に研究を進めていたが、17~18年にペアの雌雄が死んでから、飼育している個体はジェイだけになっていた。  福守園長は「飼育下で増やすことで、絶滅リスクを減らせる。ジェイが死んで、残念ながら飼育が途絶えてしまう結果になった。今後は上野動物園と協力して、また繁殖に取り組みたい」と述べた。

奄美の南海日日新聞

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