阪神・金本監督が連勝に「絶対に勝つ雰囲気があった」
阪神対中日の3回戦が27日、京セラドームで行われ、阪神が5-4で中日を振り切り連勝した。ルーキーの高山俊(22)、高卒3年目の横田慎太郎(20)の1、2番で2打点、“高横”の若手コンビに「負けらない」と言う38歳の福留孝介が今季1号を含む2打点で4-0とリードしていたが、先発の藤川球児(35)が中日の新4番、ビシエド(27)一人にやられて同点にされ、勝ち投手の権利を逃したが、5回にまた横田がつなぎ、新外国人のヘイグが3試合連続のタイムリーとなるV打。その1点を5投手が守りきった。 試合後の金本監督は笑顔でメディアの共同インタビューを受けた。。 ーー連勝です。 「今日勝つのと、負けるのでは(違うので、この勝利は)、結構大きい。ベンチに勝つ雰囲気があった。(初勝利を挙げた)昨日よりも、今日の方が盛り上がった感じがある」 ーーどのあたりに感激を? 「いっぱいある。ぱっと言われても出てこない(笑)ただ、選手の何が何でも食らいついていくんだという必死さ、絶対に勝つんだという姿勢がある。そういう姿勢は野手だけでなくピッチャーにもあって高橋、福原もストレートでバシっと三振を取った。意気込みを感じ取れた」 ーー西岡もヘッドスライディングを。 「西岡も、今のところさぼっていない(笑)。来週くらいは危ないけど」 ーー横田がプロ初打点。いいつなぎ役を。 「まだまだ、今はただひたすら一直線のスタイルだけど、あれがうまくいっている。それが彼らしさ。暴走気味でもね。(ベンチとしては)怖いけどね。あまり作戦も出せないけれど、持ち味を生かすことがベンチの仕事」 ーー盗塁に失敗してもスタンドが沸きました。初めて見ました。 「僕もありましたけど(笑)」 ーー高山、横田が勢いをつけています。 「このスタイルで、イケイケで、失敗を恐れずにやって欲しい」 ーー勝ち負けのつかなかった先発の藤川球児については(5回4失点)? 「早いカウントからいいボールを投げすぎた、手詰まりになった感があった、と本人がそう言っていた。(チームが勝ったことで)球児が一番救われたんじゃないか。彼は責任感が強すぎるくらいだから、同点にはなったが(球児が)一番、ほっとしていると思う」 ーーマテオも2試合連続で結果を。 「まだ相手も慣れていない。慣れてきて、どう工夫するか。実際、課題になると思う」 ーー結果的に開幕カードを勝ち越しました。 「勝ち越したことが凄く大きい。開幕戦は落としたが、(その後の)連勝が確信できた開幕の負け方だった。今年の開幕戦が、今年のタイガースを変えていく、変わっていくという原点かな」 ーー阪神の野球は本当に面白いです! 「こっちはヒヤヒヤです」