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「私がいないとお母さんはダメになってしまう…」という思い込みを作る母娘の“共依存”

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こんにちは、公認心理師、精神保健福祉士の水口明子です。帰省した、しないに関わらず、8月はお盆休みもあり、ご両親といつも以上に連絡をとった方が多いと思います。堅実女子の皆さんはご両親とどのような関係性を築いているでしょうか。親子間は、「親子」という簡単に切れない間柄の中で、好き嫌いに関係なく依存関係になってしまう場合があります。今回は親子という密な関係の中で起こりうる「共依存」について解説します。

仲の良し悪しは関係なし!「共依存」は母娘の間で起こりやすい

「共依存」とは依存症の病の中の人間関係に対する依存の1つで、依存症の中には、大きく3つのタイプに分かれています。 ・物質に対する依存症(アルコール依存症、タバコ依存症、薬物依存症など) ・行為に対する依存症(買い物依存症、ギャンブル依存症、セックス依存症など) ・人間関係に対する依存症(恋愛依存、親子の依存など) 共依存は、親子関係に関わらず、自分よりも相手を優先してしまうといった行動を起こします。自分よりも対象の相手を頼りにして、時には自分が思っていることと反対の思いにさえも無理に合わせてしまいます。無理に、というところで心に負担がかかってしまうのです。 親子関係でいうと、仲が良く常に行動を共にする関係はもちろん、不仲で反発する気持ちは持っているものの最終的には母親の意見に従ってしまう関係も共依存に該当します。 例えると、母親は、娘が男性とお付き合いすることを許さない。そして娘は母親の意志を受け取って好きなのに彼氏と別れることを最終的に選ぶ、といった行動です。共依存は共に依存関係であり、母親は娘を自分の元から離れてほしくないという深層心理があります。そして、娘のほうには、自分が結婚することによって母親を1人にしてはいけないという思いがあって結婚を選びません。この時に娘の心理には、母親からその男性との付き合いを反対されたという負の思いが残り、憎しみが生まれることもあります。しかし、離れることを選択できないのです。 仲が良好な場合は、親が先立たれるなどが起こってしまうと受け入れられずに精神を保つことができないといった状態に陥ります。これも自分より親を頼りに生きてきたという「共依存」の状態なのです。 また、共依存は、父娘といった異性よりも母娘といった同性間で起こりやすいのも特徴です。それは親子関係に関係なく、同性間ではどこかで比べて自分のほうが優位だとマウントを取りたい意識が少なからず出てしまうものだからです。

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