アガリスクエンターテイメントの20周年公演は中編の2本立て、「ナイゲン」初演版を読む会も
アガリスクエンターテイメント 二十周年記念興行 第1弾 第32回公演「二十歳の集い」が、来年1月2日から6日まで東京・上野ストアハウスで上演される。 【動画】アガリスクエンターテイメント「二十歳の集い」予告編 これは来年結成20周年を迎えるアガリスクエンターテイメントの、新春特別興行。中編の2本立てとなる本公演では、「Go as Operation!!」と「宇宙からの婚約者」が披露される。「Go as Operation!!」は、2005年に上演されたアガリスクエンターテイメントの旗揚げ作品。今回は旗揚げメンバーである淺越岳人の作・演出でリメイクされる。また冨坂友が脚本・演出を担う「宇宙からの婚約者」は、今年1月に映像化のため公開収録が予定されていたが、諸般の事情で延期となっていた。このたび同作が装いも新たに上演される。 また最終日となる1月6日には1日限定で、「ナイゲン(初演版)を読む会」を開催。このイベントでは、冨坂による会議コメディ「ナイゲン」の2006年初演版の戯曲を、出演者が初見の状態で読む。 本公演の予告動画と、淺越と冨坂からのコメントは以下の通り。 ■ 淺越岳人コメント 正直かつ簡単に今回の経緯を説明すると、冨坂が他の仕事で手一杯なので「引き受けた」という形になります。後ろ向きに聞こえるのは承知の上ですが、そもそも劇団旗揚げに参加したのも、初舞台をこの「Go as Operation!!」で踏んだのも、人手不足で仕方なく「引き受けた」からに過ぎないのは事実。執筆に七転八倒する日々は、「引き受けた」に過ぎなかったそれが、いつの間にか自分の一部になった20年間を凝縮した時間、などと言えるかもしれません。 パーソナルなことばかり書きましたが、作品としてはまさにアガリスクが志向していた、普遍的にウケる、スタンダードなシチュエーションコメディを目指していますので、ぜひ。劇場で、お待ちしてます。 ■ 冨坂友コメント 「宇宙からの婚約者」をもう一度やります。 2019年に「川口菊池の二人芝居」で上演し、2021年の「Sit at the table」でも再演し、2024年1月に榎並古谷で映像作品にすべく公開収録を計画していたのですが、諸般の事情で延期。このたび中編二本立てとしてあらためて取り組むことになりました。 本人と相談した結果、古谷蓮は「Go as Operation!!」の方に出ることになり、信頼できる相方として岡田怜志を迎えてリブートです。 稽古する中で、本作はカップルの会話劇で、愛する二人の話ですが、「身近な人と思想的・立場的に絶対に相容れないことが分かってしまった。さぁどうする?」というかなり政治的な話だと思うようになりました。現実に世界中あちこちで起きている話で、多文化社会でより顕著になる件。ウルトラ痴話喧嘩に乗せてお送りします。 ■ アガリスクエンターテイメント 二十周年記念興行 第1弾 第32回公演「二十歳の集い」 2025年1月2日(木)~2025年1月6日(月) 東京都 上野ストアハウス □ スタッフ 「Go as Operation!!」 脚本・演出:淺越岳人 「宇宙からの婚約者」 脚本・演出:冨坂友 □ 出演 「Go as Operation!!」&「宇宙からの婚約者」 矢吹ジャンプ / 榎並夕起 / 小林和葉 / 古谷蓮 / 鹿島ゆきこ / 前田友里子 / 伊藤圭太 / 岡田怜志 2日ゲスト:淺越岳人 3日ゲスト:古屋敷悠 4日ゲスト:江益凛 5日ゲスト:斉藤コータ 「ナイゲン(初演版)を読む会」 淺越岳人 / 伊藤圭太 / 鹿島ゆきこ / 榎並夕起 / 熊谷有芳 / 津和野諒 / 冨坂友 / 古谷蓮 / 矢吹ジャンプ / 斉藤コータ / 信原久美子