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【特集】コロナ禍で改めて注目『AI問診』医師の負担減らして、患者の安心につながる...一石二鳥!?

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新型コロナウイルスの流行で医療現場に大きな負担がのしかかる中、AI=人工知能を活用した診察や問診が注目されています。医療の現場でAIがどのように使われているのか、取材しました。

AIで「肺炎」を識別

東京・港区にある「富士フイルム」で見せていただいた、一見、何の変哲もないCT画像。これを立体化してAI=人工知能が解析すると、青色や紫色などで色付けされた肺の形が浮かび上がりました。

これは富士フイルムと京都大学が共同開発している『AIを用いた肺炎診断支援技術』で、AIが肺炎の疑いがあると識別した所が青色で示されています。 実はこの画像、新型コロナウイルスに感染した患者の肺を撮影したもので、このような患者の画像情報をできるだけ多くAIに学習させ、その膨大なデータから新型コロナウイルスによる肺炎かどうかを判定する研究が進められています。患者から得られる情報が多ければ多いほどAIの精度は上がるといいます。

「分かりやすい例はこういうソフトを使わなくても医師はすぐ分かると思うんですけど、非常に初期の症状で医師のお役に立てるケースがあるのではないかと。診断するのは医師ですので、医師が診断するための情報をいかに精度よく提供するかが、我々の目指すところだと考えています。」(富士フイルムメディカルシステム事業部 成行書史マネージャー)

「AI問診」の仕組みとは?

これだけではありません。大阪府高石市にある「高石藤井病院」では、2019年7月からAI問診「Ubie」を導入しています。腹痛を訴える90歳の女性が息子と共にやってきました。すると早速、タブレットに何かを入力しはじめました。AI問診「Ubie」では、タブレット端末を使い、患者は症状に合わせてAIが選んだ質問に答えていきます。

仕組みはこうです。まず患者が主な症状を入力します。例えば「お腹が痛い」という症状です。AIは約5万件の論文を学習しているため、その膨大なデータを駆使して「お腹のどの部分が痛いのか」「いつから痛むのか」など、その人に最適な質問を選んでいきます。さらに、患者が回答した症状に合わせて質問を深堀りしていきます。質問数は約20問。訪れた90歳の女性と息子も約3分で入力を終えました。 「(紙に症状を)書くって結構大変じゃないですか。ぱぱっと指だけでスピーディーにできるのがいいところですかね。」(90歳の女性の息子)

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