米メディアがダルビッシュの2勝目を美術品と表現!
カリフォルニア大学は、トミー・ジョン手術を受けた80人のメジャーリーグの投手を調査し、25歳以上で手術を受けた投手では、球速が落ちることを指摘した。手術後に球速が落ちるのは一般的なことなのだ。 マーリンズのホセ・フェルナンデスはトミー・ジョン手術後も、手術前と同じような球速が戻っている例外的な投手ではある。しかし、同紙は、ホセ・フェルナンデスについては手術前と比べて球速が落ちなかったが、彼の才能が高められたようにも見えないともしている。 (フェルナンデスは20代前半で手術を受けており、25歳以上の投手が手術を受けるよりも球速が戻りやすいというカリフォルニア大の調査結果とも合致する) 同紙は、メジャーを代表するトミー・ジョン手術を受けた3投手と比較して、ダルビッシュが「さらに進化して復活した」ことを強調している。球速が増していることだけではない。変化球は習得するのに時間がかかり、そのために投げられない期間が長くあるとダメージを受けることがある。しかし、ダルビッシュの変化球もこれまで通りだとしている。スライダーの変化はこれまで通り良く、さらにそのスライダーのスピードも手術前に比べて1-2マイル(3.2キロ)速くなっているとつけ加えている。 ダルビッシュは以前と同じ投手ではない、という意見は正しい。それは今、彼がさらに優れたピッチャーになっているからだ、と締めくくっている。マリナーズのカノは「以前と全く同じ」だとダルビッシュの凄さを表現したが、ダルビッシュはそれ以上の進化を遂げているようだ。