17戦0得点のロドリゴ・ゴエスは“右”で輝けるのか レアルの左サイドには入れない
生き残るには右サイドでの結果が必要
レアル・マドリードでは21歳のブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールが覚醒したわけだが、それに続いてほしいと期待されているのが同じレアル所属のブラジル代表FWロドリゴ・ゴエス(21)だ。 今月9日に21歳になったばかりのロドリゴにも指揮官カルロ・アンチェロッティは積極的にチャンスを与えているのだが、思うように結果が出ない。今季はリーグ戦で603分間プレイしながら無得点だ。 気になるのはポジションだろう。ロドリゴは右のウイングで起用されることが多く、右利きのロドリゴにこの役割が合っているかが問題だ。 左サイドの方が持ち味を発揮しやすいかもしれないが、残念ながらここには覚醒したヴィニシウスがいる。さらに今夏パリ・サンジェルマンからFWキリアン・ムバッペが合流するならば、ロドリゴが左サイドに入れる可能性はもっと低くなる。 センターフォワードもロドリゴにとって選択肢にはなるが、ここはカリム・ベンゼマが絶好調だ。スタメンを奪うのは現実的ではない。また、ここもドルトムントFWアーリング・ハーランドのような大物を獲得すればロドリゴに割って入るスペースはなくなる。 今後ロドリゴがレアルで定位置を確保するには、右サイドで結果を出すしかないだろう。右にもマルコ・アセンシオはいるが、まだ右サイドの方がポジション奪取の可能性がある。 レアルとしてはロドリゴが右サイドで結果を出せないならば、レフティーの新たなウイングをチームに加えるべきなのかもしれない。それこそ全盛期のガレス・ベイルのような輝きを放ってくれるレフティーがいれば3トップは言うことなしだ。 ロドリゴにとって現状は満足できるものではないが、レアルでヴィニシウスのように覚醒できるのか。やはり得点を奪っていかなければポジションは守れないだろう。
構成/ザ・ワールド編集部