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おいしい給食極める本巣市「食材の宝庫」

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岐阜新聞Web

 岐阜県本巣市は、手作りや地元食材の活用にこだわっている学校給食について、さらなる充実を図る。10月から、市産食材をより多く使った献立を提供する「もとまる給食の日」をスタート。新型コロナウイルスの影響で苦境に立つ生産者を支援するとともに、子どもたちが給食を通じてふるさとに親しむ機会を増やす狙いだ。  市学校給食センター(見延)は、小中学生向けに1日約4500食分の給食を調理。2016年度から給食の品質向上に取り組んでおり、例えば野菜のかき揚げは冷凍食品を使わず、グラタンも一つ一つアルミカップに具材を入れて焼くなど、手間を惜しまず一から調理。同センターの井尾昌宏所長は「子どもたちにおいしい給食を食べてもらいたいとの一心でやっている」と強調する。  地産地消も推進。市産の柿はもちろん、米や野菜、アマゴやイワナなどこれまで53品を給食に取り入れた。センター担当者は「市は食材の宝庫。ほぼ全ての食材を使ったのでは」と胸を張る。  市内では毎月1回、県産食材を使った献立を提供する「ふるさと食材の日」を設けている。8月には、大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」にちなんだ献立を用意。県ゆかりの戦国武将明智光秀が、徳川家康をもてなしたと言われる「キジ肉の山椒焼き」を参考に、奥美濃古地鶏を使った山椒焼き、市産のナシなどを子どもたちがうれしそうに頬張った。  さらに、同市見延の一色小学校には市梨振興会の堀口良委員長が訪れ、ナシの魅力や栽培時の苦労を伝え、児童が地元食材に理解を深めた。  同校の1~6年生約160人を対象にした8月末の調査では、98・8%の児童が「給食がおいしい」と回答。6年生も「地元の食べ物が出ると身近に感じる。おいしいし、いつも楽しみにしている」と話した。  地元食材を使ったおいしい給食を提供するため、市は予算も強化する。市内小学生の給食費は1食当たり220円、中学生254円で、いずれも県内最安クラス。そこで市は毎年度、地元食材購入費を予算計上しており、本年度は約450万円を盛り込んだ。  さらに、コロナの影響を受ける生産者を支援するため、7月の補正予算で約400万円の食材購入費を追加。「ふるさと食材の日」に加え、10月から来年3月まで「もとまる給食の日」を月1、2回設け、地元食材のさらなる活用を進める。

岐阜新聞社

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