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久保田紗友、菜々緒に続く“悪女”ポジション確立 嫌われ役は若手女優のチャレンジ枠へと変化

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オリコン

■“悪女役”の価値は向上、ステップアップのきっかけに

 かつての悪女役といえば、視聴者にネガティブな印象を与え、若くしてそのイメージがついて嫌われることを懸念する若手女優が多く、避けられてきた役どころだった。  しかし、ドラマや映画において“嫌われ役”は必要不可欠。むしろ物語の要所でキーとなる存在になることが多く、出演シーンが多いことからも、良くも悪くも視聴者に強い印象を残す。作品によっては、他の共演者だけでなく、主演をも凌駕するインパクトを与える役柄でもあり、女優としてはチャンスになる役どころでもある。  ここ最近は、「悪女」の価値は今や向上しており、視聴者も悪女を演じたことで嫌悪感を抱くことは少なく、観るものに負の感情を沸き起こさせる演技をしっかりと評価している。  たとえば今田美桜も、ここ最近“嫌われ役”で話題を集めた若手女優のひとりだろう。『花のち晴れ~花男 Next Season~』(2019年/TBS系)や『3年A組―今から皆さんは、人質です―』(2019年/日本テレビ系)での“性悪オンナ”役は、見事に自身の存在感を印象付けていた。  いまや悪女役は、女優にとって活躍の場を広げるきっかけになっているのだ。  久保田紗友の『M』での好演に対して、SNSでは「演技がうますぎて久保田紗友ちゃんまで嫌いになりそう」という声も寄せられていたが、これは女優にとって最大の賛辞だろう。つまり、悪女を演じ切るには確かな演技力が必要であり、こうした声はそれが認められた証になる。

■「美貌」「演技力」「黒髪ロング」…悪女に必要な条件もクリア

 まさにいまスターダムを駆け上がっている新鋭女優の久保田紗友は、二階堂ふみ、橋本愛、土屋太鳳、黒島結菜など演技派を多数輩出しているソニー・ミュージックアーティスツが売り出し中の若手である。  16歳時のインタビューでは「オーディション会場に行くと同い年ぐらいの女優さんがたくさんいて、すごくライバル視してしまいます」と語っているが、その負けん気の強さ、自身を向上させるライバル意識といったメンタル部分も、“強い女オーラ”を醸し出す源泉となっており、そのビジュアルと相まって唯一無二の存在感を放っている。  黒髪ロングヘア、意思の強さを感じさせるまなざしなどからは、実年齢よりも落ち着いた雰囲気が感じられる。圧倒的な存在感を放つ悪女には、類まれなる美貌も不可欠だ。そんなさまざまな条件を満たす悪役女優枠としては、これまで菜々緒が一手にその座を担っていたが、若くして他の追随を許さない逸材が登場したといえる。  まもなく放送再開されるであろう『M』は、久保田紗友への注目度も高い。この先、さらなる激しいイビリへの期待も高まっているが、次作以降でのさまざまなクセのある女役にも注目が集まりそうだ。 (文/武井保之)

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